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メリットもリスクもあるペアローン「正直不動産」第3話


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 3年前共有名義&ペアローンで1億2000万円のマンションを購入した室田夫妻が、離婚することになり、登坂不動産にやって来た。マンションを売却したい妻と住み続けたい夫。購入時に担当した永瀬(山下智久さん)が対応する。

 夫が住み続けるには、名義を夫に変え、妻のローンを夫が返済することになるのだが、すでに車などで高額なローンを組んでいるため、ローン審査が下りない。そこで、夫は一刻も早くマンションを売却したいと永瀬にプレッシャーをかけている。

 そのマンションを気に入った新婚の根尾夫妻が来店。共有名義での購入を希望しているという。妻が少し年上で収入も上で、夫はおとなしそう。たたりで嘘が言えない永瀬は離婚の可能性を視野に入れているかと聞いて妻を怒らせてしまう。

 どうにか根尾夫妻の内見まで漕ぎつけた永瀬は、室田さんの妻を呼び、部屋を案内してもらう。素敵な部屋だが、離婚する人の家は縁起が悪すぎると妻は反発し、夫は反論もせずに黙っている。それを見て、永瀬はこの家を買わなくても離婚届に判を押している姿が見えると言った。お互いに言いたいことが言えていないからだ。それを聞いて、夫はここを買いたいと妻に打ち明けた。

 一方、月下(福原遥さん)は元コンビニだった貸店舗を、駄菓子屋さんを経営したいシニアの高田夫妻に貸そうと奔走している。そのために保証金と賃料を負けてほしいと、店舗のオーナー・マダム(大地真央さん)に無謀なお願いをする。最初は耳を貸さなかったマダムだが、月下の作成した資料と熱意に打たれたのか、無事契約成立となる。オープン前に店先で駄菓子屋開店のチラシを配る月下。そこに桐山(市原隼人さん)がやって来て、チラシ配りを手伝ってくれた。

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 離婚する夫婦は物件購入時にペアローンのリスクをきちんと説明して欲しかったと怒り、新婚夫婦はペアローンのリスクである離婚の話をすると怒る。不動産屋さんは大変だ~。

 私自身、結婚当初は当然のように賃貸アパートに住んだので、そこまでヒリヒリする話は出てこなかった。交際期間が長くても、どんなに仲が良くても、結婚して一緒に住むと新たに見えてくるものがいろいろあるから、結婚して最初に住む家は賃貸がいいんじゃないかな~。マンションが買える収入があっても、ね。

 不動産屋さんは、オーナーと借りる人、売主と買主をつなげるのが仕事だ。だから、契約さえ成立させれば手数料が入る。もし借りた人が事業に失敗して契約を解除することになっても、次に借りる人を探せばいいだけ。桐山のように手数料収入のみを考えるのもドライ過ぎるし、月下のように借りる人のために尽力し過ぎるのも大丈夫かなあと思ってしまう。

 でも、そんな桐山が月下のチラシ配りを手伝っていたシーンはきゅんとなった。桐山は実はいい人なんじゃないかなというフラグが立って、私はちょっとうれしい。

 祠を壊したたたりはいつかおさまって、永瀬はライアー永瀬に戻ってしまうのだろうか。正直に営業しても意外と大丈夫じゃないの?と思い始めている。第4話も楽しみ~。

 

※第3話に登場した用語

ペアローン:同一物件に対し生計を共にする複数の債務者がそれぞれローン契約を結び、お互いに連帯保証人になる借り入れ方法。夫婦のどちらか片方が返済を拒否した場合、連帯保証人はいやおうなく代わりに返済をしなければならない。