edamameのテレビブログ

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整形していない人たちが集まる「きれいのくに」(6)


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 今回の「きれいのくに」を見て、そうだったのかと思った。それまでは「きれいのくに」というドラマのタイトルは整形して多くの人が稲垣吾郎さんと加藤ローサさんの顔になっている状況を表現しているのかと思っていた。そうではなくて、「きれいのくに」というのは少し怪しげなお店の名前だった。

 そのお店ではトレンドに流されず整形をしないことを選び、その結果マイノリティーになってしまった若者たちが夜な夜な集まり、お酒の飲んだり、踊ったりしている。ちょっとだけ整形に関心があるとパパ活の相手に言った高校生の凛が連れて行かれたお店だ。

 なんだか頭がごちゃごちゃする。今高校に通っている子たちには、遺伝子レベルの美容整形で吾郎ちゃん顔になった同級生が一人だけいるぐらいで、ほとんどの子は整形をしていない。だから、吾郎ちゃん顔の高校生はちょっと古い顔立ちと思われ、顔で損をしてしまうことが出てきている。かといって、整形をしていない子たちが自分の容姿に必ずしも自信を持っているわけではない。整形して整った顔でも、マジョリティーの整形していない顔でも、どちらもハッピーではない。

 20代の人たちは、ほとんどが整形しており、その人たちはなんの迷いもなく暮らしている。整形していない人をよしとする最近の風潮にもおかしいと自信を持って言える。それは自分たちがマジョリティーだからだ。その一方、整形をしていない20代は日常で肩身が狭い思いをしている。それで「きれいのくに」に居場所を求めて集まっている。  

 さて、今回の「吾郎ちゃんコーナー」は凜ちゃんの自宅リビングシーン。ローサお母さんが盛り付けた料理をテーブルに並べるお父さんの吾郎ちゃん。吾郎ちゃんが旦那様で、あんなふうに一緒に食事の用意してくれたら最高だわ~。このドラマ、全体的に重いのでこういうシーンはありがたい。

 このドラマはどこへ向かい、どんな着地をするのだろう。「きれいのくに」と同じく高校生が主役のドラマ「ドラゴン桜」も見ているので、高校生って学校や友達によって人生違ってくるなあと思ったりして。どちらの高校生にとっても未来が明るいものでありますように。