edamameのテレビブログ

テレビ番組の感想を思いつくまま書いてます ゆるりとした時間のおともに

美しく、人間味のあるドラマ「大豆田とわ子と三人の元夫」


スポンサードリンク

 松たか子さん主演の「大豆田とわ子と三人の元夫」。思わず笑っちゃうシーンの連続で、あっという間に見終わってしまった。

 主人公のとわ子は会社の社長であり、元夫が三人いる。そんなこと、今までの私の人生にはなかったし、この先もたぶんないだろう。それなのに、なんとなくとわ子に親しみを覚え、その人生を応援したくなってしまう。とわ子は仕事はできるのかもしれないが、時折見せるおっちょこちょいな面がかわいらしい。

 もしかしたら、三人の元夫もそんな気持ちで、別れた妻のことを気にかけているのかもしれない。でも、とわ子はこの三人とは再婚しないとはっきりと宣言していた。

 そういえば、このドラマってどういう方向に行くんだろう。初回ゲストの斎藤工さん演じる船長さんは良い人を装ってとわ子のお金をだまし取ろうとしていた。毎回誰かゲストが出て、とわ子に接近しては離れていくという話?それとも、元夫たちが復縁を迫る話?

 まあでもそれはどっちでも、何でもいいかもしれない。40代で子供がいるのであれば、もうライフスタイルは確立していて、シングルであっても恋愛はおまけのようなものだと思う。私はとわ子の「恋愛」ではなく、とわ子の「人生」を楽しみにこのドラマを見る。男たちがごちゃごちゃ言ってきても凛としているカッコよさと、たまに誰かに支えてほしいと思ってしまう脆さを隠さず出してしまう、そんなとわ子の人間っぽさが魅力的なドラマだ。

 ちなみに私が一番好きなシーンは、とわ子のお母さんの法要後に元夫三人がブランコを漕ぎながらとわ子を待っていて、とわ子が戻ってきたら四人でまたブランコを漕ぐシーン。桜の花びらがひらひらと舞っていて、少し引いたアングルはまるで絵を見ているようだった。

 ドラマを見て、アイスカフェオレを飲みたくなった人、いっぱいいただろうなあ。ストーリーだけでなく、出てくる食べ物や飲み物にも注目したい。