edamameのテレビブログ

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アンナチュラル第一話


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 年末年始にTBSドラマ「アンナチュラル」が再放送された。全部見たので大体のストーリーは覚えているが、とりあえず全て録画している。

 このドラマは石原さとみ主演、主題歌は大ヒットした米津玄師の「Lemon」、脚本はヒットメーカー野木亜紀子。2018年1月から3月に放送された法医学ドラマだ。題名の「アンナチュラル」は、不自然死(unnatural death)を意味する。石原さとみ演じるミコトが勤務するUDIラボでは、依頼された遺体を解剖し、あらゆる角度から死因を突き止める。解剖前には分からなかったことが明らかになることで、亡くなった人の尊厳が守られたり、遺族が救われたりする。といっても、重いだけでなく、ミコトと同僚の東海林(市川実日子)との会話は楽しい。死を扱っているのに、見終わると前向きな明るい気持ちになる不思議なドラマ。

 私がこのドラマを見続けたのは初回のどんでん返しにくぎ付けになったからだ。

初回のあらすじ

サウジアラビア出張から帰国数日後に急死した若い男性を解剖するが、死因が特定できない → 薬品を扱う恋人が毒殺したと仮定するも立証できず → 最終的に死因はMERSコロナウィルスと判明 → MERS感染者が増え、ウィルスを日本に持ち込んだと男性の遺族がつるし上げに合ってしまう → ミコトは帰国直後に会った男性の恋人がMERSに感染していないことを知り、帰国時に男性はMERSに感染していないことに気づく → 男性の行動履歴を追うと、MERSに感染したのは帰国後に健康診断で行った病院であることが判明 → 最初は認めなかった病院が動かぬ証拠を突き付けられ、以前から起こっていた院内感染を認め謝罪 

 このドラマをリアルタイムで見たときは、「薬品を扱う恋人」とか「海外帰り」とかいかにも怪しげな要素に気を取られるとを判断を誤る怖さを感じた。そして院内感染をすべて男性のせいにしようとする病院に対し、ミコトたちが立ち向かっていく姿に胸がスカッとした。

 今回見てみたら、「コロナウィルス」や「PCR」といった言葉が気になってしかたない。リアルタイムで見ていたときは気にも留めなかったドラマの中の言葉だったのに、今は当たり前のように口にするようになった。ドラマでは致死率の高いMERSコロナウィルスが流行していたが、ウィルスに違いはあれど、それに翻弄される人々の描写が現実とさほど変わらないことに愕然とする。

 いつになるか分からないが、コロナが収束したらこの初回をまた見たいと思う。ブログを続けていたら、感想を書きたい。録画はプロテクトしよう。