近頃、中居くんのラジオを聴くという楽しみが増えた。「中居正広 ON & ON AIR」というニッポン放送の毎週土曜日午後11時から放送される30分番組である。
いつもリアルタイムではなく、radikoで通勤時や寝る前に聴いている。中居くんの言葉にさりげなく愛があふれており、聴き終わった後にほんわかした気持ちになる。中居くんに癒される日が来たのかと思うと感慨深い。
中居くんは私と同い年で、若い頃はすごくとがっている印象があり、正直なところあまり好きではなかった。「アイドルでいること」と「当時まだあまり売れていなかったSMAPのリーダーとしてメンバーを引っ張っていくこと」にストイックなだけだったのだろう、と今は思うが、私もまだ未熟で、当時はそれが「とがっている」というふうにしか感じられなかった。
先日のラジオでは、大黒摩季さんの「ら・ら・ら」を流していた。この曲は中居くんが初主演のドラマ「味いちもんめ」の主題歌だ。今でも「ら・ら・ら」を聞くたびに、中居くんの板前姿が目に浮かぶ。一視聴者の私でさえそう思うのだから、中居くんもきっとこの曲には特別な思いがあるのだと思う。
その日の放送では、今年亡くなった方たちへの思いを語っていて、その中に味いちもんめで共演した岡江久美子さんが入っていたからかな。岡江さんの性格、とても好きだったそうだ。
中居くんが番組のエンディングで「2020年をもう一度できないかな」って言っていたので、「私もそう思うよ、中居くん！」と強く同意した。でもそれだと、またジャニーズ事務所退所の記者会見しなきゃいけないか、って笑っていた。ま、そんなこと無理なのは百も承知だけれど、こういう話が聴けるのもラジオの良さかなと思う。
この番組が私にとって憩いであるように、中居くん自身にとっても、心地よい場所でありますように。
