2023年9月21日に放送された「徹子の部屋」のゲストはLE VELVETS。結成15年の音大卒＆身長180cm以上の4人組（佐藤隆紀さん、佐賀龍彦さん、日野真一郎さん、宮原浩暢さん）。
まずは簡単な自己紹介から。名前と出身大学と身長と歌パートを順番に言っていくのだが、一人目の佐藤さんはうっかり出身大学ではなく出身県を言ってしまい、他のメンバーに指摘されるというほんわかした一幕も。また、佐賀さんは脳梗塞のリハビリの様子を映像とともに話した。今でも後遺症で歌詞が飛んでしまうこともあるが、メンバーはコンサートをやるたびに佐賀さんが回復しているのが分かると話す。
続いて歌声を披露。最初の曲はベートーヴェンの交響曲第9番「合唱付き」。年末に流れる曲としておなじみの「第9」を4人で高らかに歌い上げる。聴いている徹子さんも歌詞を口ずさむ。
続く2曲目は「'O Sole Mio」。ソロで一人ずつ歌っていく。途中で佐藤さんが息継ぎなしの超ロングトーンを入れる。徹子さんはその長さに目を輝かせていた。最後は4人の声が合わさり、曲が終わるとスタジオは大きな拍手に包まれた。
徹子さんはロングトーンの長さは決まっているのかと質問すると、佐藤さんは、長さは決まっておらず、好きなだけ伸ばして音響さんが合わせてくれている、と答えた。
続いて、一人ずつ家族との関わりや音楽との出合いを話す。10月にはベストアルバムをリリースする。結成してからの15年は「山あり、谷あり、谷あり、谷あり」だったそう。
「徹子の部屋コンサート」に今回LE VELVETSが初出演する。佐藤さんのロングトーンも聴けるとのこと。徹子さんのリクエストで再度佐藤さんが座ったままロングトーンを披露して番組は終了。
たまたまテレビをつけっぱなしにしていたら初めて見る4人組の男性が登場。純烈ではないなと何気に見ていたところに佐藤さんの超ロングトーン。なんでこんなに息が続くの？ロングトーンのあとも何事もなかったかのように歌い続けられるの？とすっかり心を奪われた。そして、徹子の部屋を見終わったときは、舞台を見たときのような満足感と爽快感があった。
私はここ数年、大晦日の紅白歌合戦をまともに見ていないのだが、もしLE VELVETSが出て第9を歌ってくれるのならぜひ見たいと思った。そして、勢いのままYouTubeのチャンネル登録もしてみた。いろんな曲を聴いてみたいと久しぶりに思えるアーティストに出合えてとてもうれしい。
TVerでは2023年9月28日まで配信されているので、間に合う方はぜひ。
