2023年春ドラマが終わり、夏ドラマを心待ちにする日々。いつからかドラマは配信され、見たいときに見たいだけ見られるようになったが、私は次週の放送をワクワクして待つ、という時間も含めて連続ドラマが好き。
このブログでは、1972年生まれの私が今また見たいドラマ11本を選んでみた。純粋に見たいドラマのほか、今の私ならどう思うのだろうという視点で見たいドラマ、ノスタルジーな気分に浸れそうなドラマも含む。放送された年代はバラバラなので、同世代の方もそうでない方もよかったらお付き合いください。
edamameのまた見たいドラマ11選(放送年月日順)
1 池中玄太80キロ (1980年4月~6月他)
2 HOTEL (1990年1月~3月他)
3 29歳のクリスマス (1994年10月~12月)
4 ナースのお仕事3 (2000年4月~9月)
5 やまとなでしこ (2000年10月~12月)
6 HERO (2001年1月~3月)
7 恋のチカラ(2002年1月~3月)
8 GOOD LUCK!! (2003年1月~3月)
9 とんび(2013年1月~3月)
10 アンナチュラル (2018年1月~3月)
11 テセウスの船 (2020年1月~3月)
1 池中玄太80キロ (1980年4月~6月他)
西田敏行さん演じるカメラマン・池中玄太の物語。当時小学生だった私の記憶は、雪のなかの鶴の映像、玄太と編集長(長門裕之さん)の怒鳴り合い、美しい坂口良子さん。主題歌「もしもピアノが弾けたなら」の歌詞が知りたくて、テレビの音声を録音し、カセットテープを何回も巻き戻して書き取った。「(心はいつでも)半開き」が聞き取れなかった。挿入歌・杉田かおるさんの「鳥の詩(うた)」も好きだった。
2 HOTEL (1990年1月~3月他)
ホテルマン・赤川一平の物語。主演の高嶋政伸さんはナレーションも務めており、「姉さん、事件です。」が印象に残る。でも実はストーリーそのものの記憶はあまりない。素敵なホテルを見るだけでワクワクした。キャストの紹介がドラマのワンシーンのようで面白かった。主題歌が白鳥恵美子さんの「LET THE RIVER RUN」じゃなかったらこんなに人気ドラマにならなかったかもしれないと思っている。
3 29歳のクリスマス (1994年10月~12月)
意味深なタイトルと、山口智子さん、松下由樹さん、柳葉敏郎さんというキャストの豪華さ。毎週見ていたと思うのだが、20代前半の私には最終回の衝撃が強すぎてそれまでの話はあまり覚えていない。クリスマスのロマンチックなイメージとシングルマザーで生きていくという決断はあまりにもかけ離れていて・・・。今見たらどんなふうに感じるのだろう。主題歌はマライアキャリーさんの「All I Want for Christmas Is You」。主題歌が洋楽というのも、ふつうのドラマとは一線を画している。
4 ナースのお仕事3 (2000年4月~9月)
私のなかでは「お仕事コメディ」の最高傑作。観月ありささんと松下由樹さんの掛け合いが楽しくて、再放送も何度も見た。ここまではじけてるコメディってもう作られないかもしれない。私が一番好きなのは藤木直人さんが出てくるシリーズ。こんなかっこいい俳優さんがいるんだ、と驚いた。エンディングのぎこちないダンスもまた見たい。不協和音っぽい効果音も好きだった。
5 やまとなでしこ (2000年10月~12月)
美人は結局幸せになるんだよね、と職場の先輩と盛り上がったドラマ。何が何でも玉の輿に乗りたいCA・桜子を演じる松嶋菜々子さんがとにかく美しい。でも、そのために漁師の父に豪華客船の船長のふりをさせて、東十条家に会わせるのはやり過ぎ。その一方、欧介は桜子と出会わなかったら数学の道には進まなかったわけで。と、永遠に考察ができるドラマ。主題歌の「everything」、今でもそらで歌える。
6 HERO (2001年1月~3月)
木村拓哉さんの雰囲気そのままの検察官・久利生公平の物語。検察官らしからぬキャメル色のダウンがトレードマークで、事件に真摯に向き合う姿はまさにヒーローだった。見終わったあとに爽快感があるのが心地よい。久利生の行きつけのお店のマスターが、どんな注文をしても「あるよ」というのが好き。松たか子さんのめがね姿がキュート。宇多田ヒカルさんの「Can You Keep A Secret?」もドラマにバチッとはまった。
7 恋のチカラ(2002年1月~3月)
お仕事多め&ちょこっと恋愛という私にとってまさに黄金比率のドラマ。”I have a dream”と書かれたオフィスがオシャレだった。堤真一さん、坂口憲二さんのかっこよさ、深津絵里さんのかわいさもさることながら、私はあの「えんぴつネズミ」を少年が駄菓子屋さんで手に取ってからのバカ売れにゾクゾクした。再放送を何度も見て、ストーリーは完璧に覚えているのにまた見たい、大好きなドラマ。
8 GOOD LUCK!! (2003年1月~3月)
キムタク作品ふたたび。こちらはパイロットと女性整備士の仕事&恋愛ドラマ。最終回のキスシーンが忘れられない。木村拓哉さんの照れ隠しのキスに「下手くそ」って、柴咲コウさんしか言えないセリフ。このドラマが放送された時期に私が結婚し、年末にこの再放送を見ながら年賀状を作っていたので、自分の人生の節目とリンクする作品。TBSの役員待遇になった安住紳一郎さんが出演しているのもポイント高し。
9 とんび(2013年1月~3月)
こんなに泣いたドラマはないというぐらい泣いた、家族の絆を描いたドラマ。私が見たのは日曜劇場の内野聖陽さんver。泣いていた記憶ばかり残って、肝心のストーリーはうろ覚えという珍しいパターン。小料理屋の麻生祐未さんがいい人だったのは覚えている。エンディングの「誕生日には真白な百合を」は福山雅治さんの曲の中で一番好き。アラフィフになった今でも同じように泣くのか実験してみたい。
10 アンナチュラル (2018年1月~3月)
初回のどんでん返しに次ぐどんでん返しですっかり虜になったドラマ。不自然死の遺体を解剖して死因を解明していく、見るのにエネルギーが要る作品。主人公ミコト(石原さとみさん)と同僚の東海林(市川実日子さん)のシーンでホッとする。基本的には一話完結なのだが、謎のストーリーも走っているので、見ごたえ十分。米津玄師さんの「Lemon」を聴くと今でもこのドラマを思い出して切ない気持ちになる。
11 テセウスの船 (2020年1月~3月)
怖い話は苦手なのに、どんどん引き込まれていったドラマ。警官だった父親(鈴木亮平さん)が無差別殺人事件の犯人として捕まった事件の真相を調べるため、息子(竹内涼真さん)が事件当時にタイムスリップする。いろいろな出来事があり過ぎたうえに、最終回のハライチ・澤部佑さんの登場の衝撃で記憶が完全に上書きされてしまったので、もう一度じっくり見たい。主題歌「あなたがいるだけで」のUruさんの声が心に沁みる。
ドラマの振り返りは人生の振り返りのようでとても楽しかった。そして、HERO以降はすべて1月~3月の作品というのも新たな発見だった。私は年末年始独特のいつもと違う動きや年度の境目のザワザワした雰囲気がとても苦手なのだが、もしかしたらその時期はドラマを見ることで元気をもらったり、現実逃避をしたりしていたのかもしれない。
人生100年時代というのなら、私はちょうど折り返し。1クールに1本だけドラマを見たとしても、1年で4本、10年で40本、50年で200本にもなる。この先ずっと1クールの連ドラが続くのかは分からないけれど、また見たいと思う素敵なドラマとこれからもたくさん出合えますように。