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TVerの「スローダンス」が豪華すぎて楽しい


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 なんとなくTVerを眺めていたら、「期間限定!夏ドラマ傑作選!」で「スローダンス」というドラマを発見。2005年の作品って今見たらどんな感じなんだろうと思って見始めた。私はリアルタイムではこのドラマを見ていないし、このドラマのタイトルに聞き覚えもなかった。たぶん長男が1歳になった頃なので、毎日バタバタしていたんだと思う。

 月9なので、王道の恋愛ドラマなのかなと思ったらそうでもなかった。仕事の悩みとか学生の頃の夢とか世間体とか、いかにも若者らしい悩み満載で、1話を見たら彼らがどんなふうに人生を歩んでいくのか知りたくなるようなストーリーだった。

 そしてなんといっても出演者が超豪華。今このメンバーでドラマを作ったら製作費が大変なことになってしまうだろう。妻夫木聡さん、深津絵里さん、広末涼子さん、田中圭さん、藤木直人さん、西野亮廣さん(キングコング)、小泉孝太郎さん。そして、今は亡き小林麻央さんも出演している。主題歌は福山雅治さん。まさに贅の極み。

 理一(妻夫木聡さん)は映画を作ることを夢見ていたが、今の仕事は自動車教習所の教官。衣咲(深津絵里さん)は洋服屋の店長で、理一の教習所に通っている。衣咲が学生時代に教育実習で受け持ったクラスに理一がいて、衣咲の最後の言葉に感動して夢を追いかけていた過去がある。

 衣咲は付き合っている商社マン(勝村政信さん)赴任先のフランクフルトで一緒に暮らそうとプロポーズされるが、前妻との子も連れて行くからその子の世話をしてほしいと頼まれ、プロポーズを断ってしまう。仕事では出世してエリアマネージャーを打診されるが、年齢が少し高めの女性がターゲットの店舗のエリアマネージャーだと知り、がっかりする。

 深津絵里さんの役は31歳なのだが、2005年の31歳がちょっとオバちゃんに片足ツッコんだ感じで描かれていることに時代を感じた。そうそう、昔はそんな時代だったな~と懐かしくなった。今はアラサーという言葉で20代後半と一緒のくくりになるからオバちゃんではないし、シングルでも全く問題はないから、もしかしたら今のほうが自由で生きやすいのかもしれない。

 それから、今と違うなあと思ったのは、理一の兄でエリートサラリーマン役の藤木直人さんが勤めているのが銀行ということ。1話の最後のほうでなぜか退職してしまうのだが、この頃の銀行はまだ元気だったんだな~と思わず遠い目をしてしまった。

 教習車で成田空港まで行っちゃうとか、いかにもな展開なのだが、ドラマはこれぐらいめちゃくちゃなほうが面白いなあと思った。今ならベタ過ぎて企画にも出てこないだろうなあ。

 このドラマは全11話で、私が見たときはTVerでは1、3、4話が見られるようになっていた。とりあえず2話が見たいけれど見られないのかな。こまめにチェックしてみようと思う。

 コロナのニュースでげっそりして、オリンピックで盛り上がって、なんだか心がいそがしい日々が続いている。そんなときはドラマを見よう。スローダンス、華やかで楽しくておすすめです。