edamameのテレビブログ

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最近の芸能ニュースに思うこと


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 先週、俳優・香川照之さんの銀座のクラブでの行為が週刊誌に掲載された。それは2019年にあった出来事で、香川さんが直接訴えられてはいない。でも、その内容があまりに衝撃的で、毎週金曜日に司会をしている朝の番組「THE TIME,」を降板するなどの影響が出始めている。

 私は銀座のクラブというところには行ったことはないが、ホステスが美しい所作で水割りを作り、お客様と会話を楽しむ、というイメージを持っていた。でも、報道されたのは、外でそれをしたら完全に逮捕されることで、もしそこに遭遇したら迷わずに警察を呼ぶ状況だ。

 私がこのニュースでショックだったのは、そんなことが優雅な銀座のクラブで起こっていたこと、そして、そんな状況であっても誰も止めなかったこと。客がいなかったら商売は成り立たないけれど、接客をする人がいなくなってしまっても商売は成り立たないのに。

 どんな事情かは分からないけれど、このとき店は、従業員よりもお客様を優先していたのだろう。もし従業員を守ろうと、どこかのタイミングで「お客様ちょっとそれは・・・」とうまくたしなめる人がいたならば、ここまでのことにはならなかったはず。そしてそれは従業員を守るだけでなく、客である香川さんを、もっというと銀座のクラブというステータスを守ることになったのかもしれない。

 昨日香川さんが降板を発表したので、今日の「THE TIME,」は誰が出てくるのだろうと見ていたら、金曜日はお休みのはずの安住紳一郎さんが出演していた。先週は香川さんが番組内で謝罪をしており、このまま続けるつもりなのかな、ちょっと無理があるんじゃないかなと思っていたら、案の定降板。相手が水商売の人で酒の席のことだから、あるいは大物俳優だから、真面目な顔で謝罪すればおとがめなしという感覚がテレビ業界にはいまだにあるのだろう。

 「東京2020」でハラスメントや差別はダメだ、ということを日本は学習したんじゃなかったっけ。何人もの有名人が過去の言動により演出や出演を辞めたことを忘れてしまったのだろうか。

 もしこのまま香川さんがCMや報道番組に何事もなかったかのように出続けていたら、それこそ日本はセクハラを容認する国です、女性を下に見ている国です、と世界に向けて発信することになるところだった。それは回避できてよかったと思う。

 私の心配ごとは安住さんがハードワークで、精神的にもダメージを受けているのではないかということ。局長待遇といっても身体はひとつ。TBSは局の利益よりも社員の健康を第一に考えてほしい。