edamameのテレビブログ

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どうなる?ひなたと五十嵐「カムカムエヴリバディ」#89


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 ひなた(川栄李奈さん)は五十嵐(本郷奏多さん)が先に家に行っていると思い帰宅したが、家には来ていなかった。何度電話をしてもつながらない。

 すみれ(安達祐実さん)は凛太朗(徳重聡さん)とそば処「うちいり」で夕食を食べている。すみれはひとりで酒を飲んでいる五十嵐に気づき、声をかける。すると、すでに酔っていた五十嵐は凛太朗に絡み始めた。毎回同じ展開の破天荒将軍を馬鹿にし、すみれのことを二流の女優と言ってしまう。たまたま来店していた初美(宮嶋麻衣さん)と吉右衛門(堀部圭亮さん)はその一部始終を見ていた。

 翌日、錠一郎(オダギリジョーさん)は「あかにし」に電池を買いに来た。展示されているCDプレーヤーを見ていると、清子(松原智恵子さん)から売れ残りだから安くすると声をかけられる。吉右衛門は安く売りたくないので、錠一郎はCDを聴くわけがないだろうと清子に話す。錠一郎は何も言わず。初美は「うちいり」で見た五十嵐の様子を錠一郎に伝えた。

 五十嵐は轟監督(土平ドンペイさん)に謝罪したが、一年間破天荒将軍に出さないと言われた。凛太朗に忖度して他の時代劇にも出られない可能性もあるという。

 一恵(三浦透子さん)は元気のない榊原(平埜生成さん)を茶室に呼んで、お茶を出した。すみれが機嫌よく笑っていたら満足と言う榊原に一恵は「あほですね。」と言う。そして、みんな傷ついたり傷つけられたりしながらそれでも人を好きになるんやから、と続けた。

 休憩所で五十嵐はひなたに一緒に東京に帰って欲しいと話す。役者を辞めて父親の経営している会社で働くつもりだ。ひなたが一番大事という五十嵐をひなたは「私を言い訳に使わんといて。」と突き放し、一緒に頑張ろうと励ます。五十嵐はひなたを抱きしめ泣きじゃくる。そして「一緒にはいられない。もう傷つけたくない。傷つきたくない。ひなたの明るさが、ひなたの放つ光が、俺にはまぶしすぎるんだ。」と言った。

 ひなたは自分の部屋に帰って泣いた。るいは廊下で心配している。今日はこれでおしまい。

 あ~あ、「うちいり」で一人やけ酒を食らっているだけだったら、こんなことにならなかったのに。なんというタイミングの悪さ。大部屋俳優が酔っぱらった勢いで時代劇スターに悪態つくなんて。そのときは言ってやったぜと思っても、酔いが冷めたら惨めになるだけ。そして一年間斬られ役すらできなくなってしまった。その代償はあまりにも大きい。

 そんな後悔してもしきれない五十嵐に追い打ちをかけているのが、ひなたのポジティブ思考。この先1年間も破天荒将軍に出られないって決まったばかりなのに、一緒に頑張ろう、いつまでも待つって、重すぎやしないか。ひなたはまだ五十嵐にチャンスがあると信じているけれど、どう考えても現実は厳しい。破天荒将軍を侮辱した名もなき大部屋俳優を、誰がスターに育てようとするだろう。

 かつてのるいと錠一郎の関係を思い出す。るいはトランペットが突然吹けなくなった錠一郎のそばにいたいと思ったが、錠一郎は身を引こうとしていた。それでもるいは一緒にいたかった。そして、錠一郎に何も求めず、自ら回転焼き屋を始めて生計を立て、今に至る。錠一郎はトランペットが吹けない自分に価値がないと思っていたが、るいにとっては錠一郎がトランペットが吹けるかどうかなんてまったく重要ではなかった。

 一方、ひなたはどうだろう。俳優の夢を追っている五十嵐が好きだったから、俳優をあきらめて逃げるように東京に行こうとしている五十嵐を今は受け入れられないのかもしれない。俳優を諦めた五十嵐と東京で結婚生活を送るか、五十嵐と別れるか。う~ん、どっちもつらいなあ。どちらもひなたを泣かせることになってしまうだろう。このままだと虚無蔵(松重豊さん)に斬られるぞ、五十嵐。

 ひなたが笑顔になる第3の選択肢を見つけてほしいなあ。といっても何がいいのだろう。俳優しかやってきていない五十嵐が出来ることって・・・。るいに弟子入りして回転焼き屋を継ぐぐらいしか思い浮かばない。ここで芸能界の事情通っぽい算太(濱田岳さん)が再び現れて、何か救いの手を差し伸べてくれたら最高なんだけど、そんなに都合よく出てこないか。

 以前も書いたが、私はるい目線でドラマを見ているので、娘が泣きじゃくるのは見ていてつらい。明日はひなたが泣くシーンがあまりないといいなあ・・・