edamameのテレビブログ

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タップダンスと来たか!「スナックキズツキ」第8話


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 絵に描いたような明るいお母さんの南(堀内敬子さん)。夫は単身赴任中で、ヘルパーの仕事をしている。高校生の子供が二人いる。

 疲れて帰宅して急いで夕食の準備をしていても、子供たちは手伝う気配ゼロ。それを引きずってか、食事中もお弁当箱を早く出してと勉強のこととかを言ってしまって、楽しい家族団らんの時間とは程遠い。

 ヘルパーの仕事で「キッチンの洗い物をしますね。」と声をかければシニアの男性からは「洗剤を使いすぎるんじゃねえぞ。」と言われる。

 帰り道に偶然「スナックキズツキ」の看板を見つける南さん。お店に入り、アイスコーヒーを注文するとすぐにトイレを借りた。トウコ(原田知世さん)が豆を挽き、アイスコーヒーを作り始める。利用者の家ではトイレを使ってはいけない決まりがあるので、トイレに行けてホッとする南さん。

 アイスコーヒーに加えて、試作品のシュークリームを食べる。「今日はいい一日だったなあ。」と独り言を言う南さんの目に涙があふれる。ティッシュペーパーをそっと置くトウコ。シュークリームを食べ終わった南さんにトウコが唐突に靴のサイズを聞く。24センチと言うと、トウコはタップシューズを出しながら「履いて。私はすでに履いている。」と言う。言われるがままにタップシューズを履く南さんにトウコがタップダンスをレクチャーする。

 ぎこちないステップだった南さんも音楽がかかると次第にノリノリになって表情も笑顔になってきた。そして本音がチラリ。「私、ときどき無性に地団駄踏みたくなって。感謝の言葉が欲しくてやっている訳じゃないけれど、誰か分かってくれてもいいわね。」と言う。一曲踊り終わると二人は顔を見合わせて笑う。南さんは笑顔でお店を出る。

 スッキリした南さんは気分晴れやか。道でバッタリ会った学生時代の友達・香保(西田尚美さん)にも「なんかいいことあった?」と聞かれるぐらい。疲れて帰った日はもう寝ると宣言して夕食は作らない。母のいつもと違う様子に17歳の娘・芽衣(吉柳咲良さん)はびっくり。実はそんな芽衣も傷ついていたのだった。来週へ続く。

 今回はタップダンスと来たか。毎回予想の斜め上をいくアトラクションにワクワクする。初めて入ったスナックでママからタップダンスを習い、一曲踊るなんて面白過ぎる。タップダンスはテレビでしか見たことないから、もしそんなチャンスがあったら私もやって見たいなあ・・・私も地団駄踏みたいこといっぱいある。

 南さんは最初はトウコに押され気味だったけれど、いつの間にかタップダンスを踊ることに夢中になって、すっかり笑顔になっていた。少し前にシュークリームを食べ終わったときは「今日はいい一日だった」って泣いていたのに。

 南さんの悩みは自分ではどうにも出来ないことばかり。そういうときは悩みから一旦離れて、別の楽しみを見つけるというのが一番の解決策だなあとつくづく思う。自分が楽しい気分になったらそれが周りに伝わって、よい方向に向かっていくという流れ。肝に銘じておこう。

 それにしても、原田知世さんと堀内敬子さんのステップはきれいだった。二人とも姿勢が美しく、タップダンス用の衣装だったらさぞかし素敵なショータイムだっただろうと思う。女優さんってすごいな。

 配信が始まったエンディングテーマ「それは白くて柔らかい」をSpotifyで聴いた。森山直太朗さんの優しい声が心に沁みる。今日も一日がんばろう。