TVerをチェックするのが最近の私の趣味となっている。今日は「獣医ドリトル」というドラマの第一話を見た。
これは2010年10月~12月にTBSの日曜劇場で放送されたドラマ。出演は小栗旬さん、井上真央さん、成宮寛貴さん。初々しい菅田将暉さんも出演している。私はこのドラマを見ていなかったし、ドラマのタイトルにも聞き覚えがなかった。
動物が好きなのに、日曜劇場なのに、どうして覚えていないのだろうと思ったが、放送当時子供は幼児だったので、夜9時頃は私は寝かしつけをしていたのだろう。子供の時からテレビっ子を自負しているが、子供が小さかった数年間は空白の期間なのかとハッとした。
さて、「獣医ドリトル」はタイトルのまま獣医の話なので、動物がたくさん登場する。今回は猫、カメ、馬、カラス、カモ、犬、マーモセット。家に動物園がやってきた、という感じで楽しめた。
小栗旬さん演じる鳥取先生はとても腕のいい獣医さんなので、難しい手術でも引き受けてくれる。その対価として高額な医療費を請求する。それは普通のことだけれど、いきなりペットの手術に100万円と言われたら悩んでしまうかもしれない。
興味深かったのは訴訟の話。海外ではペットの手術に訴訟が起こっているという。手術をしても治らなかったら獣医が訴えられてしまう。そのため、獣医は訴訟を避けるために難易度の高い手術はせずに安楽死させるほうを選ぶというのだ。そもそもペットを飼うこと自体が人間のエゴなのかもしれないが、訴えられないために命を奪っていいものか考えさせられる。
放送当時よりもペットを飼う人は増えている。コロナにかかった人がペットの預け先がないから自宅療養するとか、ペットを飼っているから避難場所に行かれないとかという話もちらほら聞くようになった。ペットを飼うことはその命に責任を持つということ。飼い主に何かあったときにペットが路頭に迷わないで済むように準備をしないといけないと思う。
「獣医ドリトル」はドラマの人間模様に加えて、動物の知識がたくさん学べると期待大。今日の時点でTVerでは第3話までしか見られないようだが、とりあえず見られるところまでは見てみよう。