edamameのテレビブログ

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女子高生の「山本昌!」に萌える「八月は夜のバッティングセンターで。」第7話


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 これは、野球好きでお仕事ドラマ好きの私のために作られたようなドラマである。この名作を知ったのが先週だったので、今回は7話目なのだが、私が見るのはまだ2話目。今回のお仕事悩み人は板谷由夏さん、そしてレジェンドは中日ドラゴンズ山本昌投手だ。

 出版社に勤める尚美(板谷由夏さん)はかつては何度も表彰された優秀な雑誌の編集者だが、ここ最近はヒット企画を作れない状況が続いている。バッティングセンターでストレス解消をしようとするが、思うようにボールがバットに当たらない。

 尚美は再びバッティングセンターへ。伊藤智弘(仲村トオルさん)は夏葉舞(関水渚さん)に尚美の心が泣いているのが見えると言う。「元野球選手なら指導をして」と言う尚美に伊藤が話し始める。そして舞台は野球場へ。

 ピッチャーの尚美は職場の後輩に励まされながらボールを投げるが、打たれて失点してしまう。後輩にマウンドを譲ると、後輩は完璧に打ち取る。それを何とも言えない気持ちで内野席から見ている尚美のところに山本昌選手が表れる。

 その様子をベンチで見ていた舞が思わず「えっ、昌だ~!」と叫ぶ。私もほぼ同じタイミングで「山本昌だ!」と思う。このドラマの萌えポイントはココだ、と気づいた。私は40代のおばちゃんだが、日常で女子高生と意気投合することってあんまりない。でも、山本昌投手を見たときの驚きが共有できる。若者と同じ気持ちでいることがうれしいって私も年なのかなあ。

 さて、これで山本昌投手がものすごい棒読みだったらどうしようとドキドキしながらドラマを見続ける。「自分ではまだまだやれると思っていたんです。ただ遠くから自分を見たときにここにいちゃいけなくなったな、そこで自分で引退を決めましたね。」とゆっくり話す。セリフなんだろうけれど、その言葉には重みがあった。それを聞いていたら、演技力なんてどうでもよくなった。

 引き際って難しいなあと思う。50歳まで現役でやってこれたのなら、年齢的にはやり切った引退のように見えるけれど、本人は必ずしもそう思っていないとは。

 山本昌投手の話を聞いた尚美は異動の打診を受け、今後は後輩を育てる仕事をすると上司に伝える。そして最後の記事である「バッティングセンターの特集」を提出する。(なんでメールじゃなくて紙で提出?というツッコミは野暮なので、カッコ書きにしておく。)

 今回も爽快だった。来週も女子高生と一緒にレジェンドに驚き、レジェンドから人生のアドバイスをもらえると思うと残暑も乗り越えられそうである。