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「キングオブコント2021」まとめ&感想


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 2021年10月2日午後7時から放送された「キングオブコント2021」。今年はダウンタウン松本人志さん以外の審査員4名が変わるということにも注目が集まった。

 今回決勝に選ばれた10組は出演順に、蛙亭ジェラードン男性ブランコうるとらブギーズニッポンの社長、そいつどいつ、ニューヨーク、ザ・マミィ、空気階段マヂカルラブリー

 そして審査員は得点を発表する順番に、かまいたち山内さん、ロバート秋山さん、バイきんぐ小峠さん、東京03飯塚さん、ダウンタウン松本さん。コント職人の豪華ラインナップにコメントにも期待が高まる。

 今回はとにかく楽しくて3時間があっという間だった。録画をしながら見ていたので、ちょっとつまらなくなったらお風呂に入ろうかななんてと思っていたけれど、つまらなくなることが全くなく、気が付いたらお笑いバトルを3時間満喫していた。

 私は毎日のように欽ちゃんを見て育ち、10代はウッチャンナンチャンが好きで、今は「LIFE」を愛するマイルドなお笑いが好きなタイプ。今回はそんな私の好みにぴったりはまったコントが次々と出てきた。あまり知らないグループの方もちらほらいたけれど、むしろ知らないほうが何が始まるんだろうとワクワクする。

 メモ書きとして、一組ずつの感想を記しておく。40代女性のお茶の間お笑いファンの独り言と思って読んでいただければありがたい。

≪ファーストステージ≫

1 蛙亭

中野周平さんが緑の液体を口から出した瞬間はもしかして私の苦手なグロイ感じ?と不安になったが、それからは愛があふれる展開になり、面白いのに素敵なドラマを見た気分。一組目じゃなかったらファイナル行けたかも。

2 ジェラードン

転校生そっちのけでストーリーが進んで行く意外性が楽しかった。角刈りで女装という突飛なスタイルなのに違和感なく見ていられたのは演技力のおかげかもしれない。ほかのコントも見たくなった。

3 男性ブランコ

キレイめの白いワンピースの女性から発せられるコテコテの大阪弁というギャップが最高。男性もそれが好みというのがツボ。そしてそれが想像だったという設定からのリアルという流れが素晴らしい。

4 うるとらブギーズ

子どもが迷子になってパニくるお父さんと館内放送係のやり取りが楽しい。ボケがちりばめられており、次はどうやって笑わせてくれるんだろうと期待しながら見ていた。放送係が笑いをこらえているところがじわじわ面白い。

5 ニッポンの社長

バッティングセンターでの指導という1シーンでここまで面白く出来るのは天才だと思う。ボコッとボールが身体に当たっても指導をしたいおじさん、実は本当にすごいバッターだったのか、というオチまで完璧。

6 そいつどいつ

お笑いでホラーとは想像していなかったので、暗闇に浮かぶ顔が高いところに行ったときは本当にびっくりした。かなり衝撃的で度肝を抜かれたので、これは高得点行きそうと思ったけれど、審査員の評価は冷静だった。チャレンジングでよいと思う。

7 ニューヨーク

結婚式の打ち合わせ。そいつどいつのかなりびっくりした笑いの次だったせいか、無難なコントに見えてしまった。順番が違ったらまた印象も違ったかもしれないなあと思う。コントが終わってからのまっちゃんとのやり取り、面白かった。

8 ザ・マミィ

ちょっと近寄りにくい人に道を聞き、さらにお金が入ったバッグまで預ける若者。どうなるの?と展開にワクワク。そして後半はまさかのミュージカル。悪い人でなくてよかった、本当はいい人なんだ、と安堵。数分間とは思えない濃さの笑いだった。

9 空気階段

一瞬見て、これ私の苦手なジャンルの笑いかも・・・と思ったけれど、話が進むうちに彼らの意外な素性が明らかになっていくのがとんでもなく面白かった。勢いが止まらなくて、会場を全部味方にしたって感じが画面越しにも伝わってきた。

10 マヂカルラブリー

神がかった空気階段のあとに出て、善戦したと思う。キングオブコントの前に高橋名人とのコントもやっていたのでありがたみが薄れてしまったかもしれない。こっくりさんのネタ自体はすごく面白かっただけに惜しい。

≪ファイナルステージ≫

1 男性ブランコ

レジ袋をケチった男という設定が面白かった。私もレジ袋をケチった経験があるので、それだけで笑ってしまった。男性ブランコ、今回初めて見て、言葉の選び方がすごく好きだなと思った。

2 ザ・マミィ

「ドラマ~!」が来るのか来ないのか、面白かった。二人とも俳優さんみたい。少し前に林田さんがnews every.で芸人を辞めたしんぷる内藤さんの取材に登場していて、とても優しい人だなあと気になっていたので、ここで見られてうれしかった。

3 空気階段

コンセプトカフェという設定がすごく好き。コーヒーを「ブラックホールの湧き水」と呼んだり、通貨単位がガロン→コロニーというのもツボ。予想を裏切るかわいいメガトンパンチマンの登場にノックアウトで完全優勝

 

 Mー1ほどの緊張感がなく、純粋にコントを楽しんで見ることができた。審査員の芸人さんのコメントも的確で、きちんと審査しているのが伝わってきた。今年のキングオブコントは歴史に残る回になったのではないかと思う。

 今回出演した芸人さんたちの今後の活躍を心からお祈りしています。

 

※昨日は体調不良で一日中寝込んでいたためブログを書けませんでした。更新遅くなってごめんなさい。