私は「窓ぎわのトットちゃん」を小学生のときに読んでからずっと黒柳徹子さんが好きだ。ほぼ毎日放送されていた歌番組のなかでも「ザ・ベストテン」が一番楽しみだったのは、司会が徹子さんと久米宏さんだったからだと思う。
黒柳徹子さんの本はほとんど読んでいるし、あまりチェックしていないInstagramも黒柳徹子さんはフォローしている。もしかしたら私にとって黒柳徹子さんは子供のときからずっと好きな唯一の芸能人かもしれない。
今朝、何時か見ようとスマホを見るとInstagramの未読があることに気づく。気になって見てみるとなんと黒柳徹子さんがYouTubeを始めるとお知らせが。朝の目覚めがこれほど気持ちよかったことは久しぶり。
いつもより少し早い時間だったこともあり、朝の家事は後回しにしてYouTubeを見始める。どうやらご本人の希望でYouTubeを始めたわけではないようだが、徹子さんの楽しいトークときれいな衣装が見られるだけでワクワクする。しかも7月14日は生配信をするそうだ。「ジャにのちゃんねる」が始まったときもかなり衝撃だったけれど、徹子さんのYouTuberデビューはそれを超える驚きがあった。
テレビを作った一人である徹子さんがYouTubeを始める。
そしてそれが朝の情報番組「グッド!モーニング」で丁寧に紹介されていた。
常々不思議だなあと思っているのが、テレビ局は他局の番組の宣伝は全くしないのにYouTubeの宣伝はふつうにしていること。クイズ番組でもYouTubeに関する出題があるし、テレビ局ってYouTubeをどういう位置づけで見ているのだろうと思う。
人が娯楽に使う時間は限られている。今までテレビを見ていた人がYouTubeを見たら視聴率は減る、ということへの危機感はないのだろうか。それともYouTubeから情報を集めたほうがキャッチーだし楽だからそれでよしとしているのか。あるいはもうレベルが低下していてYouTube頼みでしか番組が作れないのか。
映画の宣伝をテレビでするのはなんとなく棲み分けが出来ているし、win-winのこともあるし、テレビドラマが映画化することもあるからそんなに違和感はない。
でもYouTubeとテレビって、ひまなときに見るという点で同じ土俵にいるので、まさに競合相手だ。むしろ、いつでもどこでも見られるという点でYouTubeのほうが優れている。敵の情報をまんまと流してテレビ離れを加速させることになっているけど、大丈夫?
ついさっき見たら、徹子さんのYouTubeチャンネル「徹子の気まぐれTV」はチャンネル登録者数が1.64万人になっていた。アンチYouTubeの明石家さんまさんも徹子さんのYouTuberデビューはびっくりしたんじゃないかな~。
7月14日は万障繰り合わせの上YouTubeを見させていただきます。すっごい楽しみ。