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永六輔さんの「夢であいましょう」を黒柳徹子さんが語る「知恵泉」


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 11月2日に再放送された「知恵泉」は放送作家、作詞家などマルチに活躍した永六輔さんについて黒柳徹子さんが話すという、テレビ好きにはワクワクする回だった。

 1961(昭和36)年から5年間放送された「夢であいましょう」というバラエティー番組の構成を手掛けたのが永六輔さん。「夢であいましょう」はショートコントあり、歌あり踊りありの番組。日本はまさに高度経済成長時代。忙しく働く人々の土曜日の夜に癒しを与えていた。

 徹子さん曰く、当時テレビは高価だったため、テレビに出ている人たちはテレビを持っていなかったそうだ。1960年の公務員の初任給は10,800円、テレビ14型白黒テレビは58,000円。出演者が自分たちの映像を見ないのはだめだとディレクターが録画した番組を出演者に見せることになったという。

 私はこの放送を見て知ったのだが、この番組には毎月新曲を紹介するコーナーがあり、坂本九さんの「上を向いて歩こう」とか梓みちよさんの「こんにちは赤ちゃん」はここから生まれたそうだ。それを聞いただけでも「夢であいましょう」って偉大な番組だったんだろうなあと思う。

 映像は白黒で画質もたいしてよくないのに、画面からは明るくて楽しそうな雰囲気が伝わってくる。きっと当時テレビに出られたのは超一流のエンターティナーだけだったんだろう。

 今「夢であいましょう」を見たら純粋にどれぐらい笑えるのかなあという興味がある。「知恵泉」で放送されていたセミのコントはまあまあ面白かった。昭和から令和に時代が変わっても私たちが楽しいと思うものは実はあまり変わっていないのかもしれない。