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大相撲初場所初日


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 今日から大相撲初場所が始まった。東京に緊急事態宣言が出され、場所前から横綱白鵬関のコロナ感染が公表され、幕内と十両合わせて16人の力士が休場をしている状況で、開催という選択は最善だったのだろうかと疑問に思う。

 テレビをつけると、画面左端の「一都三県緊急事態宣言」という文字がまず目に入る。画面の上のほうにはデパートの営業時間の案内などの情報が次々と流れている。文字で危機感を煽られているのに、画面に大きく映し出されているのは、観客がふだんより少なめということ以外なんら変わらない大相撲の取組。画面の「緊急事態宣言」という言葉と「実際の映像」のギャップには違和感しかなかった。

 日本相撲協会のホームページを見ると、観客に対してはきちんとコロナ対策をやっているように見える。私が心配なのは力士のほうだ。ソーシャルディスタンスは不可能な取り組み。基本は共同生活。誰かがコロナに感染してしまったら、クラスターになってしまうのは容易に想像ができる。体型からしても重症化リスクが高め。

 昨年、勝武士関がコロナで亡くなったので、日本相撲協会は危機感をもってコロナ対策をしていると思う。ではなぜ白鵬関が感染してしまったのか。それはもう、対策しただけでは完全に防げないということではないだろうか。

 序二段の力士が「コロナ感染が怖いから休場したい」と言ったら、引退をすることになってしまったという記事がネットに載っていた。もし貴景勝関が同じことを言ってもそうしたのだろうか、と勘繰ってしまう。そして、今場所の開催をやめていたらこの力士は引退しなくて済んだかもしれなかったのに、とも思った。

 力士たちが安心して相撲が取れるようにしてほしい、私の願いはそれだけだ。もし少しでも危うさがあるのなら、日本相撲協会は場所の途中でも中止にする判断ができる組織であることを期待する。