edamameのテレビブログ

テレビ番組の感想を思いつくまま書いてます ゆるりとした時間のおともに

ふたりはアベックなん?「カムカムエヴリバディ」#50


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 クリーニング店のラジオからは「いのち短し恋せよ乙女」が流れている。ジャズ喫茶のクリーニングが出来上がったので、平助(村田雄浩さん)は配達をるい(深津絵里さん)に依頼する。ところが、るいは今やっている作業をしたいからと、配達を断った。るいは、これ以上錠一郎(オダギリジョーさん)に近づき、心引かれていくことを恐れていた。

 ジャズ喫茶では、トミー(早乙女太一さん)が錠一郎にるいと付き合っているのかを聞いている。トミーは「女にうつつを抜かすな、中途半端な大阪のジャズ喫茶で満足してる場合やない。」と言う。

 そこへ木暮(近藤芳正さん)がポスターを持って来た。「関西ジャズトランペッターニューセッション」という東京の大手音楽事務所が主催するコンテストのポスターだった。優勝の副賞は銀座の一流クラブでのステージ出演やレコードデビューだ。

 トミーははりきるが、錠一郎はコンテストには出ないと言う。自分より才能がある錠一郎がコンテストに出ないことにトミーは納得がいかない。トミーは自分を馬鹿にしているのかと錠一郎の胸ぐらをつかむ。そうではないと錠一郎は答えるが、それ以上のことは話さず、店を出ていく。

 後を追いかけるベリーに「(コンテストに出なくて)ごめんね。」と錠一郎は謝る。ベリーが「ジョーの考えてることくらい分かる。」と言うと「やめてくれ。人のことが分かるなんて簡単に言うな。」と錠一郎は反発。

 るいは広場で遊ぶ子供たちにピッチングの腕を買われて野球をしている。そこへたまたま通りがかった錠一郎。試合が終わり、るいが錠一郎に「お散歩ですか。」と話しかけた。

 その頃ジャズ喫茶では、木暮がトミーに「ジョーはトミーを見下しているからではなく、傷つきたくないからコンテストに出ないのだろう。」と話していた。恵まれているトミーと違い、錠一郎にはトランペットしかないのだ。

 るいと錠一郎が話していると、子供たちが「アベックなん?」とからかってきた。「違うよ、お友達。こら~!」と笑いながら子供たちに言うるい。その様子をベリーは少し離れたところから見ていた。

 夜、ジャズ喫茶で、トミーとベリーが話している。錠一郎が自分を見てくれないとトミーから酒をもらって飲むベリーに、トミーは「ジョーとデートさしたろか?」と提案する。今日はこれでおしまい。

 るいはおでこの傷のトラウマで錠一郎に近づけない。錠一郎はコンテストに出ることで傷つきたくない。トミーはトランペットの腕は錠一郎にかなわない。ベリーは錠一郎に相手にされない。若者たちはそれぞれにコンプレックスを抱えながら生きている。

 青春だな~、青いな~と40代のおばちゃんである私はただただ楽しんで見ている。安子編と比べたら命の危険やしがらみがないので表面的には平和そのものだが、自由で可能性が無限にあるのに自分の力量が足りないというもどかしさは相当しんどいと思う。ましてや世の中は高度経済成長期。人々が幸せそうに暮らすなかで、自分だけが幸せをつかみ損ねている気持ちになってしまうのかもしれない。

 明日はトミーのデート作戦が実行されるのだろうか。錠一郎とベリーをデートさせて、トミーは一体何をしたいのだろう。私は4人のなかでトミーの心の闇が一番深いんじゃないかなあと思っている。それからトランペットのコンテストもゴタゴタしそう。錠一郎は最終的には参加すると予想してみたけど、当たるかな。あと、私が昨日から気になっている「伴虚無蔵」の続報はまだかしら?気になることいっぱい。明日も楽しみ。