edamameのテレビブログ

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るいの前髪をそっと下ろす錠一郎「カムカムエヴリバディ」#52


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 ドライブダブルデートの帰り、家の前で「僕はサッチモちゃんのことが好きなんや。」と錠一郎(オダギリジョーさん)に告白されたるい(深津絵里さん)。るいが返事に戸惑っていると、気配に気づいた和子(濱田マリさん)に「るいちゃん?帰ったんか?」と室内から声をかけられ、返事をすることなく錠一郎は帰ってしまう。帰宅したるいに「楽しかったか?」と和子が聞くが、曖昧な返事をしてるいは部屋に戻った。るいも錠一郎と同じ気持ち。でも、おでこの傷がるいをためらわせていた。

 コンテストの日が近づいてきたが、るいは錠一郎への返事ができないでいた。木暮(近藤芳正さん)は錠一郎にコンテストの衣装を新調したほうがいいとアドバイスする。そこへ地味な服を着たベリー(市川実日子さん)に続き、クリーニングを届けにるいがやって来た。木暮はるいに衣装を選んで欲しいと頼むが、センスがないからと断る。明らかに元気がない錠一郎にベリーは「サッチモと何があったのか聞く権利ぐらいある。」と言う。

 クリーニング店にベリーがるいを訪ねてきた。外のベンチに座る二人。ベリーはるいにストレートにジョーのことが好きか尋ねた。るいは黙ってうつむいている。るいがジョーのことが好きだと察したベリーは「返事はしてあげて。このままやったらコンテストで負けてまう。」と言って去った。

 翌日は雨。錠一郎が衣装を買いに洋服屋に行くと、るいがお店の前で待っていた。店に入ると、るいは錠一郎が話したがっているのを無視して、一人でベラベラしゃべり、衣装を選んだ。試着室で試着をしている錠一郎。カーテン越しにるいは目に涙を浮かべながら、錠一郎と出会って楽しかったと話す。

 錠一郎が試着室から出てきた。それを見てジャケットが派手過ぎると、るいは違う衣装を探す。錠一郎は「なんで僕じゃあかんの?」と聞く。るいは東京は遠いから行きたくない、仕事を辞めたくない、ケチャップのついたシャツを毎日洗濯したくないと、次々に理由を言い、試着室に閉じこもってしまった。

 「開けるよ。」と試着室に錠一郎が入ってきた。るいは勇気を出して左手で前髪を上げ、おでこの傷を錠一郎に見せた。すると錠一郎はるいの前髪を戻し、何も言わずに抱きしめた。そしてキスをしようとするが、店員さんの視線が目に入る。錠一郎はカーテンを閉め・・・。今週はこれでおしまい。

 るいにとって、今日は錠一郎と両思いになった日であるとともに、おでこの傷のトラウマを超えられた日となった。小さいときから数えきれないほどおでこの傷で心が傷ついていたのだろう。私はどちらかというと後者のほうがるいの人生にとっては大きな前進だと思っている。

 るいのおでこの傷に驚いた表情ひとつ見せずに前髪を下ろす錠一郎。このしぐさに完全に心をつかまれてしまった。何日か前のトランペットレクチャーもかなりキュンとしたけれど、それとは比にならない。るいと錠一郎、このままうまくいくといいなあ。

 でも、コンテストで錠一郎が優勝してるいとともに上京、という夢のようなシナリオではないんだろうなあと思っている。なぜなら、映画ポスターの「伴虚無蔵」がずっと放置されたままだからだ。といっても、ジャズミュージシャンと時代劇がどうつながっていくのか全然想像できない。「おお、そう来たか!」と来週は言うことになるのかな。おとなしく来週の放送を待つことにしよう。

 今日はベリーがナイスアシストだった。錠一郎から状況を聞き、るいとも話をする。なんといい子なのだろう。最初からベリー推しだった私としてはうれしいが、ベリー自身も幸せになってほしいなあと思う。できれば中年になったるいとベリーの友情も見たいなあ・・・