edamameのテレビブログ

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トランペット吹いてみる?「カムカムエヴリバディ」#49


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 るい(深津絵里さん)は「On the Sunny Side of the Street」のレコードを購入した。プレーヤーも買おうと思ったが、33,600円と高額だった。そこへ錠一郎(オダギリジョーさん)が偶然現れる。

 るいと錠一郎はジャズ喫茶で、サニーサイドのレコードを聴く。曲に聞き惚れるるい。

 クリーニングを届けたるいに錠一郎はジャズの本をたくさん渡す。るいはクリーニング店の店番をしながらそれを読んでいた。

 季節はめぐり、翌年の初夏。クリーニング店のラジオからは夢の超特急のニュースが聞こえてくる。西山(笑福亭笑瓶さん)が陽気に新しい映画のポスターを持ってきた。それには伴虚無蔵という知らない俳優の名前があった。どこかで見たことがあるという平助(村田雄浩さん)と和子(濱田マリさん)だが、思い出せない。

 ジャズ喫茶でベリー(市川実日子さん)は錠一郎を映画「ハワイの若大将」に誘うが、断られてしまう。木暮(近藤芳正さん)はもうちょっと控えめにしてみたらとアドバイスするが、ベリーはそういうやり方は好みではない。

 そこへるいがクリーニングを届けにきた。木暮が紅茶を飲んで行ったらと声をかけると、るいは配達を理由に遠慮した。ベリーはそんなるいの態度が気に入らない。ベリーはるいをしたたかな女呼ばわりし、「いのち短し恋せよ乙女」と言いながら店を出て行った。

 るいは錠一郎の部屋に洗濯物を届けた。少し雑談をしていると、突然錠一郎が「吹いてみる?」とるいに声をかけ、トランペットの持ち方をレクチャーし始めた。急接近にびっくりしたるいは「配達に行かんと。」と急いで部屋を出た。

 夜、髪の毛を乾かしながら、るいは鏡の前で前髪をよけておでこの傷を見た。そしてすぐに元に戻した。今日はこれでおしまい。

 錠一郎に直球でアタックしても報われないベリーと、何をせずとも錠一郎と急接近するるい。この対比が面白い。ベリーはヒロインの恋敵なので、本来なら視聴者には好かれない役なのかもしれないけれど、私はベリーが好きだ。駆け引きなど一切せずに想いを伝える。かっこいいなあと思う。

 るいが控えめなのは、あざといからではなく、おでこの傷のトラウマ。ベリーより恋レースは優勢なるいだが、その心は苦しそう。傷を見られたときに、片桐(風間俊介さん)のようなリアクションをされるかもしれないと思ったら、なかなか勇気が出ないだろう。

 私が前々から期待しているのがるいとベリーが親友になるという展開。ベリーが錠一郎をあきらめ、おでこの傷のせいで積極的になれないるいをベリーが後押しする、みたいな流れになるといいんだけどなあ。それで、ベリーはトミー(早乙女太一さん)と付き合うことになり、ふたりで渡米。るいはベリーを訪ねるついでに安子(上白石萌音さん)とも再会して母娘の関係も修復、というのはどうだろうか・・・盛り込み過ぎかな。

 そんな私の妄想はさておき、明日は、錠一郎をめぐる三角関係と「伴虚無蔵」の続報に注目して見ることにしよう。