第７話はまさに起承転結の「転」。空くんが突如現れたデキル同級生(女子)とともに名探偵コナンさながらに家族の秘密と不穏な空気を突き止めていく。来週の最終回１時間SPに向けてエンジン全開。
家族の問題もいろいろあるが、やはり脚本家の話なので「富豪教師Q」がどうなるかが一番気になる。次回作執筆中にプロデューサーから次回はベテランの脚本家に依頼するから書かなくてよいという非情な連絡が入る。いくら無名の脚本家だからといって、人をなんだと思っているんだと怒りがこみあがるが、これも最終回への布石とグッとこらえる。
ここ数話は序盤に出てきていたツルツル。まだかなあと思いながら見ていたらいつの間にかエンドロールが流れ、浜野謙太さんの名前も。「あれ？もしかして見逃した？」と思った次の瞬間にツルツルが登場。ツルツルファンのための心憎い演出のつもりだろうか。それともたまたま今回は終盤の登場になっただけなのか。どちらにしてもツルツルが見られてホッとしている。
今回私が心に残ったのは、「視聴率1%のテレビ番組は100万人の人が見ている。本は100万部売れればベストセラー」という奈美の言葉。人気小説家のはずなのに、目の前のカウンセラーは夫のテレビドラマは知っているが、自分のことは名前さえ知らないという事実に愕然とする。小説家はつらいよ、という感じだろう。立場が逆転してしまって、心がざわざわしているのかもしれない。
☆最終回の見どころ☆
・圭佑は「富豪教師Q」の脚本を最後まで全うできるのか
・奈美の打ち砕かれたプライドはどうなっていくのか
・絵里花は実のお父さんと会ってしまうのか
・ツルツルはどの局面で登場するのか
最終回を楽しみに今週も働こう。
