栗山英樹監督率いる侍ジャパンは全勝で準決勝進出を決めた。準決勝は2023年3月21日午前8時(日本時間)からマイアミのローンデポ・パークで行われる。今からワクワクしているが、ここでWBCの概要とこれまでの侍ジャパンの試合を、テレビ好きなedamame目線でまとめておく。
【概要】
WBC本戦に出場しているのは20か国。4つのグループ(プールと呼ぶ)に分かれて、リーグ戦を行い、上位2チームが決勝ラウンドに進むことができる。日本はプールB。
【開催地】
プールA:台北(台湾)
プールB:東京(日本)
準々決勝(プールAxプールB):東京
準々決勝(プールCxプールD):マイアミ
準決勝&決勝:マイアミ
【侍ジャパンスターティングメンバー】
1 ラーズ・ヌートバー (セントルイスカージナルス) センター
2 近藤健介 (日ハム→ソフトバンク) ライト
3 大谷翔平 (ロサンゼルスエンゼルス) ピッチャー or DH
4 村上宗隆 (ヤクルト) サード
5 吉田正尚 (オリックス→ボストンレッドソックス) レフト
6 岡本和真 (巨人) ファースト
7 牧秀悟 (DeNA) セカンド
8 源田壮亮 (西武) ショート
9 甲斐拓也 (ソフトバンク) キャッチャー
※対チェコ戦:6 山田哲人(ヤクルト) セカンド、7 山川穂高(西武) ファースト、8 中野拓夢(阪神) ショート
※対オーストラリア戦:7 山田哲人(ヤクルト) セカンド、8 中野拓夢(阪神) ショート、9 中村悠平(ヤクルト) キャッチャー
①3月9日(木)対中国戦 8-1
投手:大谷翔平、戸郷翔征(巨人)、湯浅京己(阪神)、伊藤大海(日ハム)
初戦という緊張感もなんのその、安心して見られる試合だった。大谷選手は4回無失点&2打点。実況が「ラヴィット」のB'zモノマネでおなじみ南波雅俊アナ。画面左上に野球初心者用のミニ解説があり面白かった。
②3月10日(金)対韓国戦 13-4
始球式:岸田文雄首相
投手:ダルビッシュ有(サンディエゴ・パドレス)、今永昇太(DeNA)、宇田川優希(オリックス)、松井裕樹(楽天)、髙橋宏斗(中日)
韓国に3点先制された直後に4点取って逆転する強さ。点数的には逆転して素晴らしいのだが、ランナーが二人出たところで大谷選手を申告敬遠して4番の村上選手と勝負というのが見ていてつらかった。
③3月11日(土)対チェコ戦 10-2
投手:佐々木朗希(ロッテ)、宇田川優希、宮城大弥(オリックス)
この試合で一番印象に残ったのは、4回に佐々木投手がエスカラ選手の足にデッドボールを与えてしまった場面。痛そうに仰向けになるエスカラ選手。少しして立ち上がり、1塁へ歩いて行った。その後、なんと外野方向へ軽く走ってみせてくれたのだった。この「大丈夫だよパフォーマンス」に佐々木投手も救われたと思う。
また、調子の出ていない村上選手にヒットが出てうれしかった。
④3月12日(日)対オーストラリア戦 7-1
投手:山本由伸(オリックス)、髙橋奎二(ヤクルト)、大勢(巨人)、湯浅京己、髙橋宏斗
1回表に大谷選手の3ランで先制。野球マンガに出てきそうな理想的な点の取りかただった。こんなに点取っちゃって大丈夫かな、次の試合にとっておいたほうがいいんじゃないか(無理だけど)と思うぐらい。このハッピーな気分でドラマ「ブラッシュアップライフ」最終回を見ることができ、たいへんよい一日でございました。
⑤3月16日(木)対イタリア戦 9-3 (準々決勝)
プールAで2位だったイタリアと対戦。「負けたら終わり」とテレビで何回も連呼して嫌な気分だったし、イタリアチームは皆でひげを生やして団結しているらしいし、と私が緊張していたが、それは杞憂だった。3回1アウト1塁で大谷選手がバント。意表を突いたバントは悪送球を誘い、内野安打。クリーンナップのスラッガーのバント。しかもその上手さに感動しちゃった。その回、岡本選手の3ランが出たのもうれしかったな。
【準決勝が楽しみ】
会場が冬の東京から常夏のマイアミへ。時差や温暖差のハンデに負けず、侍ジャパンのたくさんの笑顔と「ペッパーミルパフォーマンス」が見られますように。村上選手も当たりが出てきたので、もう大丈夫。
【今後のテレビの野球放送への個人的希望】
高校野球は今も変わらずテレビで放送されているが、今の日本はプロ野球の地上波放送が本当に少ない。メジャーで活躍する選手と同じぐらい、日本のプロ野球で活躍する選手や試合を取り上げてほしいなあと思う。WBCが終わって野球放送も元どおり、ではもったいない。
私がこのブログでスターティングメンバーに所属チーム名を書いたのは、WBCが多くの人にとって野球に興味を持つきっかけになればと思ったからである。「ズームイン!!朝!」のプロ野球いれコミ情報を見て育ち、今は「ズームイン!!サタデー」のプロ野球熱ケツ情報を楽しみにしているゆる~い野球ファンとしては、野球が身近な存在に戻ってきてほしい。
【最後にひとこと】
さて、今回のWBCは、療養から戻って来た中居正広さんのレポートも話題になっているけれど、中居くんはそれをまったく望んでいないだろうと思うので、私はノーコメント。
準決勝は21日、決勝は22日。侍ジャパンの勇姿をしっかり目に焼き付けよう。