edamameのテレビブログ

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気が付いたら全部見ていた「ひとりぼっち」


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 予告を見ただけでストーリーが想像できそうだなと思ったドラマ「ひとりぼっち」(放送日:2023年4月9日午後9時~TBS系)。とても楽しみにしている「だが、情熱はある」の初回が10時30分から始まるので、途中まで見ようかなと何気なく見始めた。

 このドラマの主人公は、3.11で両親を亡くし、その後育ててくれた姉も突然病死して、ひとりぼっちになった杉 信也(相葉雅紀さん)。建築士の資格を持っているが、現在は水道メーター検針の仕事をしている。学生時代の友人・川原(えなりかずきさん)に誘われて行ったおにぎり屋「たちばな」で亡くなった姉にそっくりな香(坂本冬美さん)に出会う。

 世間に心を閉ざしていた信也が、わりとグイグイ距離を縮めてくる香や常連さんたちとの交流に戸惑いながらも、少しずつ明るくなっていく様子が描かれていた。特に「たちばな」の常連・内田(上戸彩さん)の出産にたまたま立ち会うことになったことは信也の心に変化をもたらした。

 子供の頃に見たホームドラマの王道を、久しぶりに見た気がした。そして見終わってほんわかした気分になった。それだけでなく、「渡る世間は鬼ばかり」のメンバーがたくさん出ていたのも面白かった。私は「渡鬼」は最初の頃(かずちゃんが出始めたあたり)は見ていたが、その後はほとんど見ていない。それでも、中田喜子さん、藤田朋子さん、野村真美さんが渡鬼の役名のままで出演していたのには「おおっ!」と反応した。なかでも一番面白かったのは、「たちばな」の従業員・聡美(一路真輝さん)が手術で入院するときに常連の田辺(角野卓造さん)が店を手伝うシーン。別におかしいことは何にもないのだが、「幸楽」から「たちばな」へ転職したみたいで面白かった。

 また、これは書いておこうと思ったのは、信也が偶然立ち会った出産で生まれた女の子の名前が「春恵」だったこと。私は字幕付きで見ていて漢字が分かったので、すぐに赤木春恵さんをイメージした。このドラマ、ディズニーランドで隠れミッキーを探すように「隠れ渡鬼」も楽しめるんだなあとちょっと感動してしまった。コアな渡鬼ファンだったらもっと探せたのかもしれない。

 そして、このドラマで一番よかったのは相葉ちゃんの演技。どこか陰のある役がとても自然で、もっと相葉ちゃんの出ている作品が見たいなあと思った。「ひとりぼっち」の続編、あったらいいのになあ。