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5周目はパイロット!「ブラッシュアップライフ」第9話


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 人生5周目。麻美は小学生になった。入学式でまりりんとすれ違うとき、麻美はさりげなく手で人生5周目の合図をする。すると、まりりんも6周目とジェスチャーで応えた。

 麻美とまりりんは今回が最後の人生。前回、まりりん(水川あさみさん)はパイロットになったが、スペースデプリを避ける飛行ができなかった。副操縦士だったまりりんは航路変更をしたいと中村機長(神保悟志さん)に訴えたが、許可が下りなかったのだ。

 今回、まりりんは航路の決定権を持つ機長としてその機に乗ろうと意気込んでいる。麻美もパイロットになって、一緒に事故を回避するとまりりんに伝えた。

 二人は勉強と体力づくりに励む。今回も勉強に勤しみ過ぎて、なっちとみーぽんと仲良くなるきっかけを逸してしまう。

 パイロットという目標に向かい、二人は中学、高校、大学と進学し、航空学校に入学。麻美(安藤サクラさん)はまりりんのアドバイスで寮生活やフライト訓練も難なくこなし、ついに二人は中小航空会社「日本ジェットスカイ」に就職する。

 もちろん、中学時代の恩師・ミタコング(鈴木浩介さん)の痴漢冤罪を防ぐこと、祖父・信博(綾田俊樹さん)の薬の飲み合わせを変えること、れなちゃん(黒木華さん)の不倫阻止も忘れない。

 そして、麻美とまりりんは29歳で予定通り機長になった。雑誌にも取り上げられた。

 ふと麻美は前回の研究医時代を思い出し、自分の研究で助かった命が今回は助けられないのではないかと不安になる。ラボの先輩・多江(山田真歩さん)にどう説明しようか調べているうちに、すでにその研究がラボで行われていたことを知る。しかも自分が発見したよりも早いタイミングで。

 地元に帰った麻美とまりりんは、路上ライブ中の福ちゃん(染谷将太さん)に声をかけた。福ちゃんは音楽を止めて家族を養うことに決めたと言い、最後の曲と歌い始めた。ところが、警官に注意され、ライブは途中で終了。

 二人とも仕事は順調。急なスケジュール変更にも対応し、シフトを組む堀口(江口のりこさん)とも良好な関係を築いていく。

 麻美の妹・遥(志田未来さん)が結婚した。以前遥は「斎藤工」か「ほぼ斎藤工」としか結婚しないと言っていた。遥の夫はどうみても父・寛(田中直樹さん)に雰囲気が似ているが、遥はほぼ斎藤工だと思っている。

 運命のフライト2カ月前。麻美とまりりんは、同級生が乗る飛行機のシフトに入れてほしいと堀口にお願いをし、OKをもらう。うれしそうに空港内を歩いている二人を謎の男(浅野忠信さん)が見ていた。

 二人は地元のカフェでお茶をしている。前回は偶然来店したなっち(夏帆さん)とみーぽん(木南晴夏さん)とは少し会話をしただけ。今回は麻美が「よかったら一緒にお茶しない?」と誘ってみた。「うん、するする。」と二人が合流し、思い出話に花が咲く。麻美にとって、これが人生で一番楽しいひとときとなった。

 そして、運命のフライト3週間前。シフトを見ると、麻美が外されていた。二人が堀口に話を聞きに行くと、中村キャプテンのシフトは固定されていたので、入れられなかったと言う。中村にシフト変更をお願いするが、その便に乗らないと空港資格が切れてしまうという理由で断られる。まりりんはどうしても代わってもらえないなら「(中村に)毒を盛る」と真剣な表情で麻美に話した。今回はこれでおしまい。

 私が今回一番心に残っているのは、雑誌に自分たちの記事が掲載されたのを麻美とまりりんがなんだかんだ言いながらも喜んでいるシーン。このドラマで雑誌といえば、麻美の元カレ・田邊(松坂桃李さん)の年商を確認するための象徴だったが、5周目でついに麻美は雑誌に載るほうになった。もう元カレの年商なんて、麻美にとっては取るに足らない過去になっただろうし、私も田邊のことより麻美の今の人生が気になっている。

 3月12日はいよいよ最終回。カフェで偶然会って4人でお茶をしたあとの麻美の言葉に私は少し引っかかっている。「ふたりはどうか分からないけど、私は今回の人生でこのときが一番楽しい時間だった気がする。まりりんもきっとそうだと思う。」 

 カフェで会ったあと、4人の距離が縮まってもっと楽しい思い出を作ることはなかったのかな、直接的に言うと、スペースデプリを避けられなかったのかなと不安になる。もしかしたらまりりんと麻美が同じ飛行機に乗れないかもという非常事態がそんなふうに思わせているのかもしれないけど・・・

 もうやり直すことができない最後の人生を生きている麻美。ああ、どうかミッションがクリアできますように、と祈りながら最終回を見ようと思う。