edamameのテレビブログ

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ワールドカップが来るたびにたぶん私は渡辺徹さんを思い出すだろう


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 2022年12月2日、日本はワールドカップでスペインに勝利し決勝へコマを進めた。どの切り口でブログを書こうかなあと思いながらTwitterでいろんな人のツイートを読んでいた。すると、突如トレンドに渡辺徹という名前が出てきた。

 何かあったのかなと不安になってクリックすると、渡辺徹さんが亡くなったというニュースだった。日本がスペイン戦に勝利したうれしさでにぎわっていた私の感情が一瞬にして無音になった。

 芸能人が亡くなると、ワイドショーやエンタメコーナーではそのテレビ局が持っている過去の映像を放送する。本人はもう天国に行ってしまったのに、テレビの画面のなかでは元気な姿が次々と映し出されているという、何とも不思議な状況に陥る。

 私は「太陽にほえろ!」のラガー刑事が大好きだった。神田正輝さん演じるドックとラガーのコンビは私のなかでは「太陽にほえろ!」史上ダントツにかっこよく、金曜日の午後8時を心待ちにする小学生だった。

 その活動は俳優業にとどまらず、「約束」や「愛の中へ」などの歌もヒットしていたので、歌番組も楽しみにしていた。俳優、男性アイドル歌手、番組MC・・・どれもカンペキ。サービス精神旺盛のトークも面白かったなあ。

 たまに俳優さんが歌手活動をしているのを見るとこちらが照れくさくなってしまうことがあるが、渡辺徹さんに関してはそんなことは全くなかった。途中からちょっとポッチャリしたのもご愛嬌。涙なしでは見られないはずの殉職シーンは、閉じようとするエレベーターに何度もお肉がはさまれるところが気になって泣けなかったけれど、むしろそのおかげで未だに記憶に残っている。

 最近だと、土曜日午後7時~のEテレ「地球ドラマチック」のナレーションを担当していたなあと思い、ウェブサイトをチェックしたら、19年近くもされていたと書かれてあった。私のなかでは「渡辺徹さん=ラガー」だけれど、「渡辺徹さん=地球ドラマチックの声の人」と認識している人たちもたくさんいるのだろう。中年になってから新しい肩書を作れるって、なかなか出来ることではないと思う。

 昨日の夕方、家族葬が無事に終わったことを榊原郁恵さんと渡辺裕太さんが会見を開いて報告した。正直なところ、何日か前に会見をするというニュースを聞いたときは、見るのはつらいなあと思っていたけれど、郁恵ちゃんと裕太くんの話を聞けば聞くほど、渡辺徹さんにはこんなにも素敵な家族がいて、幸せな人生だったんじゃないかな、と思えてきた。

 ワールドカップで日本がとても盛り上がっているときに入ってきた訃報。私はこれから先、ワールドカップが来るたびに渡辺徹さんを思い出すだろう。天国から「4年に一度じゃ少ないんじゃない?」ってツッコミを入れてくれるかな。

 以前「徹子の部屋」に渡辺徹さんと渡辺裕太さんが出演したときに書いたブログはこちらからどうぞ。

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