edamameのテレビブログ

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あの「歯姫」の衝撃をTVerでもう一度「水曜日のダウンタウン」


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  2019年に放送された「水曜日のダウンタウン」の「新元号を当てるまで脱出できない生活」がTVerで配信されていた。あの「歯姫」の衝撃をまた見たいと見始めたら、いろんな思いがこみあげてきたので記録しておく。

 新しい元号が発表される前日の2019年3月31日午後9時、お笑い芸人コンビ・ななまがりが埼玉県の平成荘というアパートに連れて行かれる。スマホなどの私物は没収され、新元号発表までは部屋で放置。そして新元号発表後の午前12時から新元号「令和」を当てるまで脱出できないという企画がスタート。

 5分おきに半紙に毛筆で書いた元号を発表するシステム。何もヒントがない状態でひたすら元号を予想するも、なかなか正解ができない。その後、クイズの答えによって食事が出たり、ポイントがもらえて商品と交換できたりするようになる。ポイントでもらったたばこを吸ってリフレッシュしているけれど、とてもつらそう。

 3,000円でヒントをもらうと、新元号の感想の街頭インタビューだった。複数の人の感想が流れるが、ふんわりした感想が多いので、直接的なヒントになるものはない。

 あまりに厳しい状況に、ななまがりの二人は、売れてないからアカンと思っていたが、今までの生活が恵まれていたと実感していた。そこにTHE虎舞竜の「ロード」が流れる。

 お金を貯めて10,000円のヒントをもらうと、ランプが机に設置された。何も説明がないので、どういうときに光るかも考えなければいけない。

 「世京」という元号を出したときにランプが少し光った。これは「令和」と画数が一緒の13画。

 そして、適当に出した「聡和」でランプがピカッと光った。一文字が一致したことを意味している。その後、いくつかの元号を出して、二人は「和」が使われていると確信する。

 次に「蓮和」という元号を出すと、ランプが2回光った。最初の文字は「れ」だと予想し、「れんわ」から「れいわ」を導き出す。零和→霊和→礼和→礼非(ランプのロジックを確認するため)→令和で、脱出成功。総解答数921回、挑戦時間98時間40分。

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 見事「令和」が出たときはスタジオも大盛り上がり。VTRとスタジオと視聴者がこの上ない喜びを共有できた回だった。リアルタイムで見たときもうれしかったけれど、3年後に見ても同じように感動した。

 ななまがりの元号予想は抜群に面白かった。ワンチャンあるかも!という元号から絶対ないと言い切れる元号まで、かなり広い範囲を網羅していたと思う。なかでも「歯姫」は最高傑作だった。もし歯姫が新元号だったら今年は歯姫4年だな~。発表当時かなり不評だった山手線の「高輪ゲートウェイ駅」は今はなんら違和感なく存在しているのを思うと、意外と歯姫でも大丈夫だったりして。そんなわけないか・・・。

 それと「新しい元号は令和であります。」と発表した菅官房長官が懐かしい。令和おじさん、って言われて人気があったっけ。元号が変わることが一大事だった日本は本当に平和だったのかもしれない。その翌年に菅総理が誕生し、1年ちょっとで辞めることなんて、このときは誰も想像していなかっただろう。

 ななまがりはこの過酷なチャレンジをやるなかでで、日常がいかに恵まれていたか気づかされたと言っていたが、私たちはコロナ禍でまさにそれを感じているなあと思った。

 たばこを吸ってリラックスし、たくさんポイントを稼ぐために画数の多い漢字を予習していたななまがり。休むときは休んで、やるときはやる、というメリハリは大事だなあ。

 そういえば、番組の途中でプレゼンターの麒麟の川島さんは、おぼんこぼんは(仲が悪いから)この企画は出来ないだろうと言っていた。そんな前からおぼんこぼんの不仲は有名だったようだ。でも、その後、おぼんこぼんは2021年の「水ダウ」企画で仲直りし、番組はギャラクシー賞を受賞することになる。なんだか感慨深い。

 楽しかったなあ。3年前のバラエティ、懐かしかったけれど、全然古くなってなかった。こういう過去のバラエティもどんどんTVerで見られるようになるといいなあ。