2022年4月27日放送の「水曜日のダウンタウン」の2つめの説はなかなか考えさせられるものだった。説の名は、「若手芸人 コンプライアンスでがんじがらめにされても従わざるを得ない説」。プレゼンターはニューヨーク。
検証するのは、罰ゲーム、コロナ対策、下ネタ、反社＋αの４項目。この４つに過剰なコンプライアンス制限をかけて、芸人さんの反応を見るというもの。なかでも私はコロナ対策と反社＋αが面白かった。
コロナ対策を検証するのは、フードファイター菅原初代さんと大食いYouTuberカワザイルさんのニセの大食い対決。いわゆるマスク会食のような感じで大食いにチャレンジするという企画。食べるものは、寿司30貫→カレー3皿→ラーメン3杯→スパゲッティ3皿→ケジャン。食べてはマスクをし、また食べてはマスクをするという繰り返し。菅原さんは、ケジャンは食べづらそうだったけれど、それ以外は全然問題なかったので、さすがだなあと思った。
菅原さんもカワザイルさんも、マスクをしながら大食いをすることについては、多少の違和感がありながらも、愚痴をこぼすことなく淡々と受け入れていた。説は立証された、のかな。
しかし、大食いチャレンジでマスクをいそがしくつけたり外したりしている様子はかなり違和感があった。でも、私たちが外出先でやっているのは、食べる量の違いはあれど同じようなこと。なのにそれにはあまり違和感がないことにもハッとした。最初にマスク会食という言葉を知ったときはギョッとしてたのに、今は当たり前のようにやっている。
そう考えると、コロナ前のマスクのない生活に戻るのはまだまだ時間がかかりそうだなあ。コロナ前に戻りたい気持ちはもちろんあるけれど、仮に誰かが「明日からマスクなしでＯＫです！」って言っても本当に大丈夫かなって思ってしまいそう。
マスクを外したくてたまらない人、外したいけど心配な人(←今の私)、外すなんてとんでもないと思っている人、実はマスクで顔を隠すのが気に入っている人。ニッポンはどうなっていくんだろう。なんか分断しそうで嫌だな～。
笑うつもりで見たバラエティーだったのに、余計なことを考えてどよ～んとしてしまった。「反社＋α」は思うことが多かったので、明日にします。では。
