edamameのテレビブログ

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時代劇の思い出


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 「カムカムエヴリバディ」のヒロイン・ひなたは、時代劇が大好きな女の子だった。そして、就職先は映画村で、彼氏は時代劇俳優の卵。まさに時代劇づくしの人生を歩んでいる。

 私はひなたより7歳年下。ひなたの「時代劇愛」の足元にも及ばないけれど、まあまあ時代劇が好きな子供だった。時代劇のストーリーはシンプルな勧善懲悪。悪人はとことん悪人で、善人は完璧な善人。毎回ほぼ同じ展開だったから、安心して見ることが出来たのだと思う。

 私が一番好きな時代劇はダントツで「遠山の金さん」。遊び人の金さんは実はお奉行様、という設定が気に入っている。悪人たちは肩に大きな桜吹雪の刺青が入っている遊び人の金さんにみねうちにされ、その後捕まる。ところが、証人がいないことをいいことに、自分たちは何もやっていないとお白洲で白を切る。すると、お奉行様が突然べらんめえ口調になり、桜吹雪の刺青を見せる。下手人は金さんとお奉行様が同一人物だと分かり観念。というのが毎回のお決まりパターン。

 金さんは何人もの俳優さんが演じていたけれど、私のイチオシは今は亡き松方弘樹さん。遊び人の金さんという役の雰囲気が一番しっくり来ていたのが松方さんだったと思う。

 役で私が一番好きだったのは「水戸黄門」の風車の弥七(中谷一郎さん)。黄門さまご一行を離れたところから見守り、ピンチを風車で救うというのがかっこよかった。もし弥七がいなかったら、水戸黄門はこんなにも愛される時代劇にはならなかったのではないかと思っている。

 見終わったあとの爽快感がたまらない時代劇。「スカッとジャパン」を見るよりスカッとできそう。カムカム人気にあやかってどこかの局で懐かしの時代劇を再放送してくれないかなあと密かに期待している。