ナスD見たさで見始めた「無人島で2泊3日0円生活」。この番組は4組の有名人が各自2泊3日の無人島生活をし、そのサバイバル力を競うという企画だった。
今回の出演者はこの4組。
・fischer's
・井上咲楽さん
・バイきんぐ西村さん
・ナスDこと友寄ディレクター
放送時間が4時間半と長かったので、最初は録画してナスDのところだけ見ようかなあと思っていたが、ほかの組もなかなか見ごたえがあって、結局全部見ることに。そして見終わって、心地よい疲労感&満足感と魚の揚げ物をおなかいっぱい食べた気分になった。
とにかく楽しそうなfischer's、泳げないのに海で魚を獲る井上さん、野生のサルとのやり取りが最高だった西村さん、説明のうまさがピカイチのナスD。これだけでも十分に番組として成立していて面白かった。
それなのに、ナスDは2泊3日の無人島生活をどんどん延長して最終的には2ヶ月も滞在していたという。そして、延長した滞在のうち番組内で放送されたのは、無人島で拾い集めたゴミで作った楽器を鳴らしながら、エレカシの「今宵の月のように」を歌っているところのみ。ちなみにその歌がめちゃくちゃうまくて、純粋に感動している。
この人は本物だ、と思った。本気で無人島に向き合って、本当に無人島が好きなんだ。海洋汚染のことも真面目に話していてかっこよかった。ふつうのバラエティ番組だったら、そういう話題にはあまり触れず、ただ楽しいだけの番組に終始することが多いので、それを取り上げたことは素晴らしい。ゴミを楽器にしたのもとても素敵なアイディアだ。「海のゴミを減らしましょう!」と訴えても記憶にはなかなか残らないけれど、ゴミで楽器を作って演奏するというのは確実に私たちの記憶に残る。
これからも無人島ロケに長年携わってきた経験を活かして、私たちにいろんなことを教えて欲しいなあと思う。ナスDは説明のしかたがとても上手なので、「世界一受けたい授業」に出てほしいくらいだけれど、日テレだから無理かなあ。
とてもクオリティーの高い無人島サバイバル番組を見てしまったので、次に見る似たような番組が物足りないかもしれない。でもそんなふうに思えるバラエティを見たのは本当に久しぶり。
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