edamameのテレビブログ

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私の印象の残っているシーンは・・・「タイタニック」


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 金曜ロードショーで、先週と今週の2週にわたって映画「タイタニック」が放送されている。とても長い映画だし、一度見て結末は分かっているから見るつもりはなかった。でも、なんとなくザッピングをしていたら、「タイタニック」に遭遇してしまい、そこから目が離せなくなってしまった。

 私が映画「タイタニック」を初めて見たのは20代だった。映画館で見た記憶がないので、たぶんビデオを家で見たのだと思う。前半の華やかさと対照的に後半は地獄のような暗い映画で、見るのがしんどかったのを覚えている。

 映画のなかで私が一番強く印象に残っているシーンがある。それは、船が沈没するのが分かり、乗客が次々と避難していくなかで、数人の演奏家たちがバイオリンなどを奏でているシーン。もうすぐ沈むのが分かっているのにこの人たちはどうしてこんなふうに演奏を続けられるのだろうと、とても衝撃を受けた。

 今週そのシーンは放送されるのだろうか。当時の私は20代で、自分の死が目前に迫っているのに音楽を奏で続けることが理解出来なかった。だから当時はその行動に対して素晴らしいという感情はなかった。どうしてそんなことができるのだろうという疑問だけ。

 今週金曜日の「タイタニック後編」でそのシーンは必ず見たいと思う。40代になった私がそれを見てどう思うかを確認したい。もしかしたら当時と同じ感情かもしれないし、別の感情が出てくるかもしれない。

 この演奏のエピソードは事実だそうだ。そして悲しいことに演奏していたバンドメンバーはみな死んでしまった。乗客たちは彼らの演奏を聴くことで心を落ち着かせて避難できたのだろうと信じている。