edamameのテレビブログ

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恋愛だけじゃない「レンアイ漫画家」


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 「レンアイ漫画家」第2話を見た。第1話を見終わったときに感じたどの立場で楽しもうかと迷った気持ちが吹っ飛んだ。「引きこもりの天才漫画家」が「ダメ男ホイホイ女」に次々と疑似恋愛をさせ、それを漫画に描いていく、という?マークいっぱいのドラマではなかった。原作を読んでいないのであくまでも現段階での感想だが、これはホームドラマだと思う。

 レンくんが亡くなったお父さんを思って、学校を無断で休み、ひとりで川を眺めているところへ清一郎がやってくるシーンがとても切なかった。

 その場所は、かつてレンくんに悩み事があったときにお父さんと訪れて元気になれたところ。お父さんが亡くなって叔父さんの家に住むことになり、転校し、友達関係はゼロからのスタート。めまぐるしく環境が変わって、その環境に自分を合わせることに精一杯で泣く時間もなかったのだろう。叔父さんも気難しくて、感情をどこにも出すことができていなかったのだと思う。

 清一郎に「泣け、泣いていい」と言われ、いっぱい泣くレンくん。そして、清一郎が「うまかった、コーヒー」とボソッと言う。朝、レンくんが清一郎のために淹れたコーヒー。飲まないと断られたのにそのあと飲んでくれてたんだ、とレンくんの表情がパッと明るくなる。ああ、よかった。レンくんに安心して過ごせる場所が出来たんだと思った。

 もし自分が20代ぐらいだったら、この場面よりもそのあとのアイコの「別れろミッション遂行」のほうがつらいと思って見たかもしれない。その目線で見たほうがドラマは楽しめそうである。でもそう思っても私は現在40代。レンくんの幸せを天国から願うレンくんのお父さん目線でこのドラマを楽しむことに決めた。

 来週も楽しみ。