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これで見納め!「麒麟がくる総集編」


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 祝日の午後のお楽しみは「麒麟がくる総集編」。一年間のダイジェストが一気に放送された。美濃編、上洛編、新幕府編、本能寺編の4部構成。

 毎週会っていたハセヒロ光秀と数週間ぶりに再会。「麒麟がくる」の終盤は、光秀の苦悩が続き、見ているほうもつらかったが、放送開始当初の夢いっぱいの光秀青年はこんなにもまぶしかったのかと不思議な気分になる。斉藤道三(本木雅弘)、足利義輝向井理)、明智光安(西村まさ彦)、今川義元片岡愛之助)。彼らの雄姿に懐かしい気持ちでいっぱいになる。

 さて、「麒麟がくる」の登場人物のうち、東庵先生(堺正章)と駒(門脇麦)は架空の人物だ。本放送のときは尺が長いといったネガティブな意見をネットで見ていたが、もしこの二人のシーンがなかったら、戦・戦・戦の大河だったかもしれない。火事の中から子供だった駒を助けてくれたのが光秀だったという過去も、光秀の優しさを感じるエピソードとしてとても印象深い。

 総集編のエンディングは映画のエンドロールを見ているような気分になった。ああ、これで本当におしまいなんだ、と寂しさがこみあげる。大河ドラマを年間通して全部見たのは子供の時に見た「独眼竜正宗」以来かもしれない。

 明智光秀は「織田信長を裏切って本能寺の変を起こした人」という20文字の情報しか知らなかった私が、1年間「麒麟がくる」を見続けられたのは、明智光秀がとても魅力的な人物だったからだと思う。そして、私のように光秀の人柄に魅せられた視聴者も大勢いるのではないだろうか。たまに放送しているテレビ朝日系の「好きな戦国武将ランキング」で明智光秀のランクはきっと上位に行くことだろう。

 帰蝶役だった沢尻エリカの降板、コロナウィルスの流行による撮影延期という大変な状況のなかで無事完走した「麒麟がくる」。本当に一年間お疲れさまでした。寂しいけれど、これで見納め!