edamameのテレビブログ

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テレビとYouTubeを考える②


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 YouTubeの面白さのひとつはコメント欄だと思う。自分と同じ感想を持っている人がいるとうれしかったり、コメントした人の人生に思いをよせたり、そんなこと気づくんだと感心したり。コメントには発信した日時が表示されており、古いものも新しいものも見られる。YouTubeはデジタルの象徴だが、どちらかというと残されたコメントはまるで旅館の宿泊者ノートを見るようなアナログ的な雰囲気がある。そのため、コメントがオフになっていると、ちょっとがっかりしてしまう。

 さて、テレビには残念ながらYouTubeのようなコメント欄はない。ツイッターでテレビ番組名で検索してコメントを読むことができるけれど、関係ない情報も含まれてしまうので、YouTubeのコメント欄のような快適さはない。

 YouTubeのコメント欄に近いものとしては、バナナマンの設楽さんが司会をしている「ノンストップ!」の画面下部に表示される視聴者のコメントがある。ただ、コメントの紹介は一人ずつなので、数分後には消えてしまうし、少し時差があるため、次のコーナーに進んでいるのに表示されるコメントは前のコーナーのものになっていることもある。

 コメント欄の有無とコンテンツの優劣は関係ないとは思うけれど、SNSで発信することが日常となった現代において、その場をテレビが持てていないのはもったいないような気がする。でも、地方によって放送局が違うから、番組を見た人が書き込める場所を作るというのも難しいのかもしれない。そして、放送局が違うということは、放送日が違うこともあるので、インターネット上にコメント欄を作ったとしたら少し交通整理が必要になりそうだ。そう考えるとテレビはしばりがいろいろあって、後発のYouTubeで簡単にできることができない状態になっている。

 いや、ちょっと待って。もしかして番組のコメンテーターが私たちの言葉を代弁して言ってくれているのか。また登場させてしまうけれど、今日の「ノンストップ!」のゲストの奥山佳恵さんは節分について私と似たような感覚でコメントをしていた。ということは、コメント欄の代わりになっているのは、コメンテーターの存在だ。

 いやいや、コメンテーターが視聴者の気持ちを代弁しているほうが稀だと思う。人によるけれど、そういう考えで来たか!という人も多いから、コメント欄の代わりには全くなっていないように感じられる。

 手っ取り早いのはTVerとかTERASAとかにコメント欄をつけちゃうことかな。もしそれがあったら、面白かった番組をもう一度見たいときにさらにコメント欄も楽しめて、一石二鳥。ちょっとだけYouTubeに近くなっていいかもしれない。