edamameのテレビブログ

テレビ番組の感想を思いつくまま書いてます ゆるりとした時間のおともに

コロナワクチン接種のニュースを見て


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 この1年、ニュース番組は新型コロナウィルス一色だった。武漢で初めてコロナウィルスが発見されて、あれよあれよという間に日本でも感染者が増えていき、コロナ関連のニュースを聞かない日はなくなった。

 世界中が長い長いトンネルのなかに入ったが、今はワクチンという光がはるか遠くに見える。ニュースでは、すでにワクチン接種が始まった国の人たちが腕にプスッとワクチンを打つ映像をよく見るようになった。

 日本では、医療従事者→高齢者→基礎疾患のある人&高齢者施設で働く人→一般の人、という順番でワクチン接種が始まるという。私がたいへんだろうなあと想像するのは、高齢者へのワクチン集団接種。今、日本には65歳以上の人が3600万人もいるらしい。私の子供の頃にやったインフルエンザワクチンの集団接種のように、下着姿で一列に並んでサクサク注射をするというわけにはいかないだろう。高齢者は、服を脱いだり着たりするだけで結構時間がかかりそう。しかも、誰も打ったことがないワクチンだから、接種後は30分ぐらいその場にいなければならない。密になってはいけないから、接種会場は広い場所を確保しなければならない。なんだかインフラを整備することも当日の誘導もものすごく大変そうだ。ワクチン接種がコロナを収束する切り札なので、うまくいくことを心から願う。

 さっきニュースウオッチ9を見ていたら、井上和香さんが出ていた。コロナにかかり、今は仕事復帰しているけれど、まだ本調子ではないらしい。暗い照明の影響かもしれないけれど、元気なイメージの彼女が少しやつれていて、話す言葉には経験者の重みがあった。5歳の娘さんに自分が感染しているからそばに来ないでと言っても伝わらなかったとか、テレビで重い症状の人たちを見ていたから軽症の自分が入院していいのかとためらって入院しなかったとか。具体的なエピソードを話してくれたおかげで、やっぱりコロナにかかったら大変だから予防を引き続きしっかりやっていこう、という気持ちになった。

 ワクチンという光にうっかり気を取られていると足をすくわれてしまいそうだ。地味に予防を続けながら、トンネルから出られる日を潔く待つ。