一都三県に緊急事態宣言が出されたので、しばらくニュース番組では、「あまり人出のない繁華街」と「緊急事態宣言が出されたことで経営が厳しい事業者」と 「ひっ迫している重症コロナ病棟」の３本建てでやることになるだろう。
正直に言うと、もはや何を見てもそんなに驚かないし、感染対策も今以上にできることはもう何もないので、このローテーションしかやらないのなら、ニュースなんて見ても見なくても同じだと思ってしまう。
私が知りたいのは、新規感染者数の内訳。症状が出て病院に行った人と感染判明者の濃厚接触者など無症状だけど検査をした人、割合はどのくらいなんだろう。もし後者が多いのなら、もう世の中にコロナは蔓延していそうな気がする。
また、陽性だった人は、世代だけではなく、どういう生活をしている人なのかということも気になる。例えば、外食や旅行はコロナ前と同じぐらいじゃんじゃん行っていますという人なのか、マスクをしていない人なのか、それとも、きちんと対策していたのでどこで感染したか分からないという人なのか。そこに感染対策のヒントがあるかもしれない。
20代でもテレワークでスーパーなど必要最低限の外出しかしていない人もいるだろうし、70代でも外出大好きな人もいるだろう。世代だけで括ってしまうと、シニアからは「若者は外出するな」、若者からは「年寄りは家にいろ」という不毛の争いを生んでしまいそうなので、世代関係なしで、みんなでこの困難を乗り越えていこうよ、という雰囲気にならないかなあと思っている。
