物心ついたときからテレビっ子だった。特に「欽ちゃんのバラエティー番組」と「歌番組」と「太陽にほえろ!」が楽しみだった。もし私からテレビの記憶をなくしてしまったら、幼少時代の想い出はスカスカだと思う。まだブラウン管だったテレビは私にとって楽しみがいっぱい詰まった箱だった。
それから時代は流れ、平成ジャンプして令和になった今でも、私にとってテレビを見ることは変わらない。私がリビングにいれば必ずテレビがついているといってもいいぐらいだ。
しかし、テレビっ子からテレビお姉さん、テレビおばさんと順調にウィズテレビ人生を歩んできたのに、ここにきて、テレビばあちゃんにはなれないかもしれないと思っている。というのも、最近のテレビ番組に魅力がなくなってきて、テレビへの関心が薄れてしまっているからだ。
番組表をチェックしても、ゴールデンタイムでさえ、見たい番組がないと思ってしまうこともしばしば。そういうときはテレビを消してしまう。リビングが静寂に包まれる。ふだんテレビをあまり見ない人なら見たい番組がなければ消すというのは当たり前の行動だと思うが、テレビ好きな私にしてみたら、ちょっとでも見たいと思える番組がひとつもなくてテレビを消してしまうというのは由々しき事態なのだ。
そして、テレビを消して何をしたかというと、you tube。このブログを書く直前も、DaiGo(松丸君のお兄ちゃんのほう)の10分ぐらいの番組を見ていた。今日はほかにサンドウィッチマン、陣内智則、ホリエモン、Hey!Say!JUMPの動画を見ている。ピンポイントで見たい番組が、テレビよりもyou tubeにあるのだ。
もちろん、好きなテレビ番組もいくつかあるし、朝や夕方のニュースはテレビから得ていることが多い。だから、今現在の私にとってのテレビ:you tubeの割合は、7:3ぐらいだと思う。一年前は9:1かな。このペースでいくと、もしかしたら来年は半々ぐらいになって、いずれyou tubeのほうをメインで見るようになっていくと想像する。
今はテレビの視聴率が人気のバロメーターになっているけれど、you tubeの再生回数がそれに取って代わる日も近い気がする。元テレビっ子としてはテレビの衰退を見るのは寂しい気もするけれど、娯楽のバリエーションが増えて楽しいことが多くなったのは事実である。
ラジオからテレビに娯楽が変わっても、ラジオは未だ健在だ。きっとテレビも今とは違う形で存在していくのだと思う。