母は強し「TOKYO MER」

　今回の「TOKYO MER」は手に汗握る展開だった。医療ドラマと警察ドラマの両方を見た気分。映画一本見たぐらい疲れたが、面白かった。もし興味があったらTVerで見てくださいませ。

　看護師の夏梅（菜々緒さん）が犯人の人質になってしまったときはどうなることかとハラハラした。でもまだこのドラマは３話目だからきっと菜々緒さんは助かる、と思いながら見た。というより、そう思っていないとあまりに緊迫したシーンで見ていられなかったのだ。犯人役の俳優さん、演技がうますぎる。

　警官の山田純大さんは最初は喜多見（鈴木亮平さん）の敵かなと思っていたら、ＭＥＲに協力してくれるいい人だった。彼が「警察のメンツ」にこだわる男だったら事件は最悪の方向に展開していっただろう。

　ＭＥＲが現場に駆けつけていなかったらＤＶ男の妻も娘も中野（若手警官）も犯人（ＤＶ男）も命の危険があった。ＭＥＲは素晴らしいチームだと思った。まあ、現実にはあり得ないだろうなあというところ（銃をうちまくる男の至近距離で患者のトリアージや看護師を立てこもり現場に一人でいれるシーン）もあったけれど、全然問題なし。１時間があっという間だった。こんなに目が離せないドラマは久しぶり。

　無事事件は解決したし、患者さんの手術や処置も成功した。決めゼリフの「死者は・・・ゼロです。」も聞けた。私はドラマを見ていただけなのに、なにかやり遂げた気分になっている。

　私が今回のストーリーで一番心に残ったのは、夏梅が子供を保育園にお迎えに行くシーン。少し前までは人質になって拳銃を突き付けられていたのに、笑顔で子供のお迎えに行く。本当に母は強し。菜々緒ママ、とてもかっこいいと思った。

　先週までは菜々緒さんが看護師役なのはちょっとイメージと合わないなあと思っていたけれど、今回のための菜々緒さんだったんだなと納得した。

　今回があまりに面白かったので、次回も期待して見ちゃうな～。そんなテンションなのに来週オリンピックだったらトーンダウンだなと思って番組表をチェックしたら、来週の「TOKYO MER」はいつもどおり放送されるようでホッとした。

　2021夏ドラマナンバー１は「TOKYO MER」に決定！

「音楽の日」の感想いろいろ

　「音楽の日」を見た。昨夏の「音楽の日」を想い出しちゃうなあと思っていたら、古市憲寿さんがツイッターで同じようなことをつぶやいていた。

　何時ごろだったかな、昨年の夏、「音楽の日」を見ていたら、三浦春馬さんが亡くなったというニュース速報のテロップが出た。そのあと出演した城田優さんががんばって歌おうとしている姿がつらかった。春馬さんのニュースはとてもショックで、時が止まったような感覚だった。だけど、テレビのなかの生放送は普通に進行していく。このギャップが忘れられない。たぶんこれからも夏の「音楽の日」を見るたびに思い出すんだろうなあと思う。

　昨日たまたま「ぴったんこ カン・カン」を見ていたら、尾上松也さんと城田優さんと山崎育三郎さんが出演していた。３人はとても仲良しだという。城田優さんが元気そうでよかった。

　「音楽の日」、８時間の放送全部は見てはいないが、DISH//の「猫」、Kinki Kidsの「全部抱きしめて」、関ジャニ∞の「オモイダマ」はとても心に残った。

　私の今一番好きな曲は「猫」。初めて聞いたときに心を奪われて、たまにYouTubeでも動画を見ているぐらい好きだ。今日のパフォーマンスも素敵だったなあ。そんなに好きなのに、あいみょんさんがこの曲を提供していると知ったのはつい最近のこと。

　それから「全部抱きしめて」を聞きながら「LOVE LOVE あいしてる」を想い出していた。でもどんな番組だったかはあんまり覚えていなくて・・・音楽を語る番組だったのかな。吉田拓郎さんとKinki Kidsという組み合わせが新鮮だった。この曲はとても久しぶりに聞いたので、懐かしさで胸いっぱいになった。私もこの頃は20代だったなあ。

　「オモイダマ」を歌う関ジャニ∞の５人。渋谷すばるさんと錦戸亮さんというメインで歌っていた二人が脱退して本当に大変だったと思う。でも今日の「オモイダマ」はもう５人の「オモイダマ」として完成していた。

　各局の長時間の歌番組のなかでやっぱり「音楽の日」が一番好きだなあと再認識した。安住紳一郎アナウンサーと中居正広さんの落ち着いた司会がいいのかもしれない。

　エンディングで中居くんが来年の「音楽の日」はお客さんが入ったらいいなあと言っていた。私もそう願っている。